「龍護寺 (恵那市)」の版間の差分

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'''龍護寺'''(りゅうごじ)は[[岐阜県]][[恵那市]][[明智町]]にある[[釈迦]]如来を本尊とする[[臨済宗]][[妙心寺派]](竜泉派)の寺院で、山号は大明山。[[旗本]]の[[明知遠山氏]]の菩提寺として知られる。
 
[[三河国]][[三玄寺]]の住持であった「伯庭」が当地に「塔仙坊楞厳院」という庵室を設けて住まっていたという故地に、[[江戸幕府]]の[[交代寄合]]となった[[遠山利景]]が一族の菩提寺として建立し「椽室」が開山した。以降は[[江戸時代]]を通じて明知遠山氏の庇護のもと[[杉平村]]に30石の寺領を有していた。また明知遠山氏の領内にある妙見寺や長楽寺、[[萬勝寺 (恵那市)|万勝寺]]、[[観音寺 (恵那市)|観音寺]]などを末寺としていた。なお遠山利景の父、[[遠山景行]]の墓は、恵那市明智町[[杉野村 (岐阜県恵那郡)|杉野]]の安住寺と龍護寺の両方にある。
 
境内には遠山利景以後の明知遠山氏の歴代の墓と、[[家老]]であった[[串原遠山氏]]の末裔である永田氏の墓の他、[[遠山氏]]初代の[[遠山景朝]]の伯父にあたる[[加藤光員]]とその一族の墓が隣接している。他には寺宝として明智光秀所有の直垂の布が縫い込まれた袈裟を所蔵しており、[[明智光秀]]の供養塔もある。