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'''創価学会インタナショナル'''(そうかがっかいインタナショナル、{{lang-en-short|Soka Gakkai International, SGI}})は、[[日本]]の[[在家]][[日本の仏教|仏教]]系[[宗教法人]]である[[創価学会]]の国際組織である。
[[朝鮮民主主義人民共和国|北朝鮮]]や[[中華人民共和国|中国]]、[[イスラム世界|イスラム教圏]]など布教が認められない一部地域を除き、複数の国・地域に支部を設けて活動している。
== 概要 ==
[[日蓮]][[仏教|仏法]]を基調とした[[平和]]、[[文化]]および[[教育]]の推進を目的とし、[[1975年]]に51か国の団体が集って[[グアム|グアム島]]で設立された。設立時の名称は「IBL (International Buddhist League、国際仏教徒連盟) 」であった。
現在、156団体が加盟している。日本を含む192の[[国家|国]]・[[地域]]に会員が存在し、公称では日本を除く海外全体での会員数は約150万人とされる。会長は[[池田大作]]([[創価学会]]名誉会長)が務めている。
日本以外のSGI各国では、信仰の一つである[[勤行 (日蓮正宗)|勤行]](五座三座など)が非[[日本語]]圏の信者にとっては覚えて唱えるには難解なこともあり、また[[日蓮]]の教義上からも、最重要とされる[[南無妙法蓮華経]]を唱える本来の信仰方法を重視し、会員の提案により、[[2002年]][[5月]]から日本国外のSGIメンバーに向けて、勤行が簡素化された。[[2004年]](平成16年)11月には日本の創価学会にも同様の意義から、簡素化された勤行が制定された。
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創価学会インタナショナル(SGI)は[[朝鮮民主主義人民共和国|朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)]]や[[中華人民共和国|中華人民共和国(中国)]]、[[イスラム世界|イスラム教圏]]など布教が認められない一部地域を除いて支部を設けている。また、創価学会インタナショナル(SGI)はカルトとして危険視されることもある<ref>末木文美士『日本宗教史』岩波書店(2006)p.221</ref>。
しかし、本拠地である[[日本]]の[[創価学会]]が[[公明党]]の支持母体であるように各国・地域の支部が特定政党の支援団体になるなどの政治活動は行われていない。そのため[[イギリス]][[英国放送協会|BBC]]が日本国内における創価学会の政治介入を問題視したり{{要出典|date=2018年12月}}、[[大韓民国|韓国]]国内で韓国SGIおよび日本の公明党が[[韓国の選挙#大統領選挙|韓国大統領選挙]]に介入したとする疑惑はあったが、他の創価学会インタナショナル支部では政治介入を行っておらず、それを期とした批判・疑惑は発生していない。
{{main|創価学会#政治との関係|公明党#韓国大統領選挙介入疑惑}}
=== イタリア共和国とのインテーサ(宗教協約)調印 ===
=== SGIと国連===
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[[アンワルル・チョウドリ]]元国連事務次長は「40年以上も前、池田会長は『国連を守る世界市民の会』を提唱されています。この先見的な提案の価値は、現在の世界的な文脈の中で、より一層、明らかになってきました。SGIは国連本部においても、前向きな意思を持った国際NGOとしてしっかりと認識され、積極的な役割を果たしています』と評している。<ref>「聖教新聞」2017年1月30日付</ref>
=== 政府または議会にカルト
[[国民議会 (フランス)|フランス国民議会]]の[[カルト]]([[セクト]])に関する議会委員会の報告では、他の大規模な団体と並んで、会員数や電話相談の件数のまとめ<ref>[http://www.assemblee-nationale.fr/rap-enq/r2468.asp フランス語の報告1995年] ([http://cftf.com/french/Les_Sectes_en_France/cults.html 英語の翻訳]), [[国民議会 (フランス)|フランス国民議会]], 議会委員会報告 "LES ADEPTES DES SECTES (1) DANS LES ANNEES 1970 - 1980 : ESTIMATIONS"[ [[カルト]]の信者(1)1970年-1980年: 推定] "Dénombrement des adeptes de sectes en 1995 par l'UNADFI"[UNADFI(カルトの被害者と家族を守る協会の全国連合)による1995年のカルトの追随者数列挙] "Consultations reçues par téléphone dans les locaux de l'ADFI (centre parisien) et relatives à certains groupes"[ADFI(UNADFIのこと)(パリ中心部)と関連団体で受けた電話相談]、財政的な分析などで、調査報告が行われた。なお、フランス語のカルトとは日本語のカルトとは意味が異なり、宗派という意味である。</ref>▼
{{main|政府の文書によってカルトと分類された団体一覧}}
[[創価学会]]および
▲[[国民議会 (フランス)|フランス国民議会]]
* [[代議院 (ベルギー)|ベルギー議会]]調査委員会(1997年)<ref name="belgium1997">''Enquête Parlementaire visant à élaborer une politique en vue de lutter contre les practiques illégales des sectes et le danger qu'elles représentent pour la société et pour les personnes, particulièrement les mineurs d'âge. Rapport fait au nom de la Commission d'enquête par MM. Duquesne et Willems. Partie II.''[(和訳)[[カルト]]の不法行為、社会や人々、特に未成年者にとっての危険と戦うことを目的とした政策を説明する議会公聴。ドゥケイン氏、ウィレム氏による委員会での公聴、の名称での報告 パート2] {{PDFlink|[http://www.dekamer.be/FLWB/pdf/49/0313/49K0313008.pdf 報告書]}} -- フランス語と[[フラマン語]]のニ言語報告, retrieved 2007-01-08.</ref>▼
▲
=== イギリスSGIの研究===
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=== アメリカSGIの研究===
[[フィリップ・
=== シンガポール創価学会への評価===
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=== 施設建設に関する議論 ===
[[2007年]]、SGI-[[アメリカ合衆国|USA]]支部が首都[[ワシントンD.C.]]の心臓部にあたり、[[アメリカ合衆国副大統領|副大統領]][[公邸]]から至近距離で、住宅または純粋な宗教施設以外の施設には厳しい事前の規制が課される地域において、創価学会インタナショナルUSAが、建設を認可された教団施設「仏教文化センター」の建設中、施設に交流ルーム、会議室など数室が含まれることを知り、純粋な宗教施設ではないと認識した地域住民約50世帯が、[[渋滞|交通渋滞]]や[[騒音]]を懸念して当初の認可が間違いであったと、[[都市計画]]を扱う地域区分調整委員会<ref>[http://dcoz.dc.gov/services/bza/bza.shtm Board of Zoning Adjustment, DC Office of Zoning] {{webarchive|url=https://web.archive.org/web/20091008221240/http://dcoz.dc.gov/services/bza/bza.shtm |date=2009年10月8日 }}</ref>に訴えを起こしたため、双方の事情を聴く[[公聴会]]が開かれた。教団は、この施設をアメリカ国内で幅広く
この施設は、駐米[[カーボベルデ]][[大使館]]([[:en:Embassy of Cape Verde in Washington, D.C.|en]])に使用されている歴史有る「[[:en:Babcock-Macomb House|Babcock-Macomb House]]」の庭を一部含んでおり、「Babcock-Macomb House友の会(the Friends of Babcock-Macomb)」が結成され、「
公聴会では、住民代表から、SGIの他の施設も、この施設も、純粋な[[礼拝]]施設ではなく、住民活動や[[平和運動]]、地域の親睦活動などが行われ、毎日人を集めるために、交通渋滞や騒音の原因になるとの懸念が表明され<ref name=sankei2007>古森義久 「[http://sankei.jp.msn.com/world/america/071017/amr0710172011019-n1.htm ワシントンの創価学会施設建設が波紋を呼ぶッ!!]」 [[産経新聞社]]、2007年10月17日 {{webarchive|url=https://web.archive.org/web/20071019041923/http://sankei.jp.msn.com/world/america/071017/amr0710172011019-n1.htm |date=2007年10月19日 }}</ref>、SGIの代理人は「この施設は、ワシントン地区に住む170名の創価学会インタナショナルUSA会員が、日々の礼拝と活動に使用し<ref name=examiner />、あくまで宗教施設である」ことを主張した。住民代表は、創価学会がわざと使用方法を間違えて申請したと述べたが、地域区分調整委員長は「『主な』使用方法が礼拝であること」という定義を引用し、住民側の意見に同意しなかった<ref name=examiner>[http://www.examiner.com/a-980970~Buddhists__D_C__residents_clash_on_Embassy_Row.html Buddhists, D.C. residents clash on Embassy Row] {{webarchive|url=https://web.archive.org/web/20081010015014/http://www.examiner.com/a-980970~Buddhists__D_C__residents_clash_on_Embassy_Row.html |date=2008年10月10日 }} Michael Neibauer, The Examiner 2007年10月10日 "(引用)''The overriding question in the three-year battle: What defines worship?''"[(和訳)3年の争いの大きな質問: 礼拝とは何か?]、"(引用)''The facility, Soka Gakkai’s attorney say, will be a center for “day-to-day worship and activity use” for about 170 D.C. members of Soka Gakkai International-USA, an American Buddhist association.''"[(和訳)[[創価学会]]の代理人が言うには、施設は、およそ170名になる創価学会インターナショナルUSA(アメリカの仏教者協会の一つ)の会員が「日々の礼拝と活動に利用」するためのすセンターになる。]、"(引用)''Magnus, president of the friends group, accused Soka Gakkai of purposefully mislabeling its facility as a church.''"[(和訳)友の会会長のマグナスは、創価学会が故意にその施設を教会と偽ったと告発した。]、"(引用)''The District’s zoning administrator disagreed, citing the “predominant use of the structure” as for worship.''"[(和訳)地域区分調整委員長は「構造物の主な使用方法」が礼拝であること、という定義を引用し、住民側の意見に同意しなかった。]</ref>。その後、仏教文化センターは完成、利用されている<ref>[http://www.sgi-usa-washingtondc.org/ SGIUSAワシントンDC] 現在のビルの住所は、公聴会の対象になった建設現場の住所と同じ 3417 Massachusetts Ave.であるため</ref>。
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