「南アフリカ共和国」の版間の差分

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この辺りはアパルトヘイト終結と同時に合法政党として穏健化しています
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== 治安及び保健 ==
'''戦争状態の治安'''
 
2018年9月11日に公表された南アフリカ政府 公式統計によると、2017年4月から2018年3月までに殺害された人々の数は計2万336人で、2016年4月から2017年3月まで前回の統計における1万9016人から増加し、1日に57人殺害されている。犯罪発生率は前回の統計から6.9%増加し、アパルトヘイト廃止後の24年間で最悪となった。ベキ・ツェレ警察相は2018年9月に「南アフリカでは戦争も起きていないが、戦争に近い域にある」「毎日乗り物を乗っ取られたり、強盗に遭ったり、殺害される 」と平時にも関わらず戦争中レベルの治安であることが普通になっていることへの危機感を述べている<ref name=":0">{{Cite news|title=南アフリカ、殺人事件の死者は1日当たり57人「戦争に近い域」(AFP=時事) - Yahoo!ニュース|url=https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180911-00000040-jij_afp-int|accessdate=2018-09-11|language=ja-JP|work=Yahoo!ニュース}}</ref>。
 
=== 医療 ===
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警察当局では治安改善を図るため、警察官の大量採用や防犯カメラの設置などの対策を実施しているが、依然として治安の悪い状態が続いている。近年では、強姦件数はわずかに減少傾向にあり、[[2011年]]の強姦報告件数は6万件強で、[[2008年]]の7万件よりは減った<ref>{{cite news |title=若者が少女を集団レイプ、携帯で映した動画出回る 南ア |newspaper=[[CNN]] |date=2013-4-19 |url=http://www.cnn.co.jp/world/30006304.html|accessdate=2013-5-1}}</ref>。
 
2018年9月11日に公表された南アフリカ政府 公式統計によると、2017年4月から2018年3月までに殺害された人々の数は計2万336人で、2016年4月から2017年3月まで前回の統計における1万9016人から増加し、1日に57人殺害されている。犯罪発生率は前回の統計から6.9%増加し、アパルトヘイト廃止後の24年間で最悪となった。ベキ・ツェレ警察相は2018年9月に「南アフリカでは戦争も起きていないが、戦争に近い域にある」「毎日乗り物を乗っ取られたり、強盗に遭ったり、殺害される 」と平時にも関わらず戦争中レベルの治安であることが普通になっていることへの危機感を述べている<ref name=":0">{{Cite news|title=南アフリカ、殺人事件の死者は1日当たり57人「戦争に近い域」(AFP=時事) - Yahoo!ニュース|url=https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180911-00000040-jij_afp-int|accessdate=2018-09-11|language=ja-JP|work=Yahoo!ニュース}}</ref>。
過激派による組織犯罪・テロも懸念されている。
 
; [[アフリカーナー抵抗運動]] (AWB): [[極右]]の[[白人至上主義]]者組織。1995年4月に[[ヤン・スマッツ]]国際空港([[ヨハネスブルグ国際空港]])で[[車爆弾]]を爆発させた。2010年4月3日、党首[[ユージン・テレブランシュ]] (Eugene Terre'blanche) が襲撃・殺害されている。
; ボーア・アーンバルス部隊: アフリカーナー過激派組織。1997年1月、[[ルステンブルグ]]のイスラム寺院を爆破した。
; [[パガド]]: イスラム過激派組織。[[ケープタウン]]を本拠地とする。パガド (PAGAD) は「ギャングとドラッグに反対する市民」の意であり、1996年より麻薬業者、乱用者の処刑を始めた。Gフォースと呼ばれる処刑部隊を持つ。[[ハマス]]や[[ヒズボラ]]との関連が疑われている。
=== 白人への攻撃激化 ===
2017年11月時点には72人の白人の農民が殺害されている。2011年から毎年増加し始めているこの問題への対策を求めて、南アフリカ政府に数百人がデモを行っている<ref>[http://www.afpbb.com/articles/-/3153041]南アで白人農民の殺害相次ぐ、今年に入って72人 抗議のデモ 写真5枚 国際ニュース:AFPBB News</ref>。2017年12月には与党アフリカ民族会議(ANC)の新議長に就任したシリル・ラマポーザ副大統領が国民の8割を占める黒人のために、[[ベネズエラ]]で農地を荒廃させて経済も崩壊させた「白人の土地の取り上げ」をすることを表明した。<ref>[https://www.jomo-news.co.jp/news/domestic/international/22915 南アフリカ、白人の土地収用へ 与党議長が表明、反発必至|国際|上毛新聞ニュース</ref>。1998年から2016年末までに農家1187人、その家族490人、農場従業員147人、農場にいた24人、合計1848人が殺害されている。2010年に有名な経済的解放の闘士(EFF)のジュリアス・マレマ(Julius Malema)は、「一度革命的な歌だが、今は大量虐殺を宣告する」と、「農民を殺す」と謳っている。南アフリカが白人農家がすべて追い出されたもう一つのジンバブエになることが危惧されていている<ref>‘Bury them alive!’: White South Africans fear for their future as horrific farm attacks escalate [http://www.news.com.au/finance/economy/world-economy/bury-them-alive-white-south-africans-fear-for-their-future-as-horrific-farm-attacks-escalate/news-story/3a63389a1b0066b6b0b77522c06d6476]</ref>。