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== 概要 ==
* 男女別学の学校で、男子を対象とする学校を「男子校」、女子を対象とする学校を「女子校」と呼ぶ。
* 現在の日本では、[[小学校]]・[[中学校]]・[[高等学校|高校]]までは男子校・女子校ともに存在している(ただし小学校は数が少なく、男子小学校となれば[[立教]]・[[暁星]]ぐらである)。[[短期大学]]・[[大学]]・[[大学院]]については[[女子大学]]は存在するが、男子大学というものは現在は存在しない。なお、[[アメリカ合衆国|アメリカ]]などでは、古くにできた男子大学が複数存在している。また、[[朝鮮民主主義人民共和国]]では[[金正日]][[朝鮮労働党]]書記の提案により[[1977年]]から中等教育が男女別学となっている。
* [[社会教育]]において、[[ボーイスカウト]]と[[ガールスカウト]]とに分かれ、男女別学である。しかし、旧[[共産圏]]においては、男女別学の伝統がないため、ボーイスカウトにおいても男女共学を実施し、単に「スカウト」と呼称する。ただし、旧共産圏以外でも最近では、ボーイスカウトで男女共学を実施する国もある。日本においても、1995(平成7)年に、ボーイスカウトにおける全部門への女子の加入を認めた(しかしガールスカウト自体は、残っている)
* 日本でも男女別学の学校は[[私立学校]]を中心に多数存在するが、[[1990年代]]中頃から[[バブル崩壊]]による長期の不況や[[少子化]]の関係で共学化する学校が増えてきている。
* 日本では、とりわけ[[北関東]]地域の名門公立学校(いわゆる[[ナンバースクール (旧制中等学校・新制高校)|ナンバースクール]])、[[東京圏]]の名門私立学校(男子御三家、女子御三家、早稲田の附属校・慶應義塾の一貫教育校等)、[[京阪神]]地区の名門私立学校は男女別学である場合が多い。
* 男子・女子とも募集するが、男子と女子とでは[[教室]](男子クラス・女子クラス)や校舎などが分けられている学校(特に私立学校の一部)がある。そういう学校も「男女別学(または男女別学校)」の範疇に入れられるほか、「男女併学」と称されることがある。別学・共学の、両方のメリットが得られるとも言えます
* 中東のアラブ社会では、[[イスラム教]]の影響により、[[2010年代]]でも男女別学が当たり前で『男女共学』は珍しい。例えば、[[サウジアラビア]]では[[2011年]][[5月15日]]に最終的に「世界最大」の女子大になるとしているヌーラ・ビント・アブドルラハマン王女大学がリアド郊外に開校した<ref>[http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011051701000102.html 「世界最大」の女子大開校 サウジ、学生5万人] [[東京新聞]](共同通信社配信記事)、[[2011年]][[5月17日]]。</ref>。さらに、サウジアラビアでの男女別学は単に学校が別であるというのみにとどまらず、女子高の運動会を違法とするなど教育内容も(少なくとも部分的には)別のものになっている<ref>[http://sankei.jp.msn.com/world/news/110111/mds1101112311026-n1.htm 女子高の運動会は「違法」 サウジ教育省が調査] [[産経新聞]](共同通信社配信記事)、[[2010年]][[12月26日]]。</ref>。