「手塚一志」の版間の差分

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== 理論展開 ==
手塚一志の述べる理論の一例を挙げる。
 
 
; [[クオ・メソッド]]
:「クオ・メソッド」とは= 【】(connective unified operation method)の略称。
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:多くのアスリートたちが、このメソッドを取り入れ、自らの競技に転用し成果を挙げてきた。
:また、転用範囲はアスリートのみにとどまらず、キッズ~シニア層まで幅広く、すべての人々の日常生活の質を上げる効果も期待できるとされている。
 
 
; [[操育]]
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:このメソッドを、アスリートや一般の方が自らのカラダの中に取り込む(落とし込む)ための方法としては、独自開発した体操を3種類の体操を用いる。
:この進め方を「操育プログラム」として完成させたことで、全世代・全スポーツ種目・全ての人たちが効率の高い運動を一生涯手に入れることが可能となった。
 
 
; [[スパイラル・リリース]]
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:肩や肘や膝などに対し負担の少ない、解剖学的にも生理学的にも極めて合理的運動様式である。
:ただし、この動きは、無意識化の反射によって形成させるゆえ、意図的に腕や脚をネジることは、障害に関係してくるリスクがある。
 
 
; [[RSSC]]
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:この現象の存在の発見により、「スパイラルリリース」の存在や、そのリリース後に腕が内向きにネジられる現象が起こることのつじつまが合うと仮説を立てた。
:「このことは、個性レベルの問題ではなく、77億人の世界のすべての人々にとって共通の仕組み(サイクル)として内蔵され、これを基に運動(スポーツ)を行うよう設計されている」(手塚)
 
 
; [[イナーシャルリダクション(慣性力補正)]]
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:このことは、パフォーマンス速度が増大すればするほどリダクションも大きくなる。
:加えて言えば、速度が大きくはない子ども(キッズ)のパフォーマンスでは、このリダクションは小さくなるはずである。つまり、子どもの頃はトップアスリートと同様の身体感覚は持てないことになる。おそらく、ゴールデンエイジを越えた後のジュニアから成人に移り変わる頃、パフォーマンス速度の増大を経験しながらリダクションを磨き自らのカラダをコントロールする術を身に付けると考えられる。
 
 
; [[シンクロニステック・コーディネーション]]
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:これは、打者が投手の重心の下方向への移動時に、上げていた足の踵部分をそろえるように「クンッ」と踏み降ろすことで自分の重心を同調させることの発見からスタートした。この時点では、まだ投手はボールを投じていないが、約18m離れた相手との同調には最高できている。
:ここでまずヒトとヒトとのタイミングを揃え、ボールが投じられたあとはそのボールとの”間合い”を調整することでインパクトが成立する。よって、インパクトの確実性を高めるには、タイミング揃えのシンクロニステック・コーディネーションに加え、間合い調整のためのスウィングコントロールの両者が必要となる。
 
 
; [[芯・キレ・ムチ]]
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:操育度が増すことにより、つまり理に適ったカラダの操り方が習熟されるていくほどに、運動中に、この「芯・キレ・ムチ」の3つの動きが顕著に安定し出現してくる。
 
 
:逆に「芯もキレもムチもない」ように感じられる動きには、理に適ったカラダの操り方ではなく、他の運動様式でごまか(代用)している可能性(危険性)が疑われる。
:この3つの動きが安定していない状態で、各スポーツ種目の練習を強化しすぎると、いわゆる”悪い癖”となって一生付きまとわれたり、またはケガを誘発する要因になる可能性もあり。
 
 
:この3つの動きが安定していない状態で、各スポーツ種目の練習を強化しすぎると、いわゆる”悪い癖”となって一生付きまとわれたり、またはケガを誘発する要因になる可能性もあり。
; [[ジャイロボール]]
: ボールの回転軸が進行方向に向いており、初速、終速の差を、ボールの縫い目によって発生する空気抵抗を操り打者を打ち取ろうとする球種。空気抵抗の少ないフォーシームジャイロと空気抵抗の多いツーシームジャイロの2種類が確認されている。
 
 
; [[W-スピン]]
: 脊柱を中心とした回旋を第1軸、腕の作り出す回旋を第2軸とし、第1軸のファーストスピンがかなり進んだタイミングで急激に第2軸のセカンドスピンを起こすことにより、腕の先端や足先を加速し、その結果、ボールやバットに効率的な加速を与えるとしている。
 
 
; [[うねり打法]]
: うねりのように下から螺旋的に下半身からの力をバットに伝える打法。クオ・メソッドの応用で変化球等に回旋軸を崩されにくい。2段階のタイミング調節が出来(1段階目はクオ・メソッドの隠し)、変化球でタイミングを外され、前骨盤が開きかけても後ろ骨盤の意識で粘りを出し、タイミング調節をコントロールしやすい特性を持つ。
 
 
; [[サークルスクラッチ]]
: 投手や他の野球選手用に開発した、肩甲骨+肩関節+腕周辺のコンディショニング運動。顔の前で曲げた肘の先端部で円を描く動きと、手首から指先にかけて“引っかき(スクラッチ)モーション”を行うことから、この名前が付いた。別冊宝島263『スポーツトレーニングが変わる本』(宝島社)1996年発行(共著)中で初公表。のちに「マエケン体操」になる。http://www.youtube.com/watch?v=nqFbpzd2Jmo