「宇宙空母ギャラクティカ」の版間の差分

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シリーズ各話は日本で再編集され、元は20話以上あった話が、パイロット版も含め10話しか放映されていない。音楽も差し替えられたため、日本語版制作スタッフの役職名には「選曲」が存在する。放映当時は「ネイティブ・アメリカンの襲撃を受けながら旅を続ける幌馬車隊」という西部劇をスタッフはイメージして制作されたと紹介されていた。岸川靖によれば日本テレビ放映版はより年少の視聴者にアピールすべく、毎回戦闘シーンが加えられた編集が行われていた。最終回、オリジナル版でギャラクティカが戦うのはセンチュリオンが指揮する単なる色違いのベーススターだが、日本テレビ放映版では日本語題のとおり、サイロン総統が乗ったベーススターに改変されている。またメインタイトルのロゴタイプなどもオリジナル放送版と差異が見られる。
 
映画版第2作『サイロン・アタック』が日本テレビ系の映画番組枠で放送された際には、ラストシーンになるアダムとアポロ、スターバックの会話が極端に短縮され、なぜか中盤のアポロとスターバックのカットを流用してシーンを作り直し、会話も「ケインはどうなった?」「またまた行き先も言わないで宇宙の彼方に旅立ちました」「何処にいようとケインは、惑星連合の偉大なる英雄だ」と原型と異なるやり取りで半ば強引に締めくくられている。このため、元の映画ではケイン艦長の宇宙空母ペガサスが飛び去ったのか、それともサイロンと合い討ちになり消滅してしまったのか、余韻を残していたところが、単に飛び去っただけという解釈に変えられている。
 
上記のように、アメリカでも日本でも製作や放映の都合により場当たり的な変更が加えられたため、鑑賞の機会によって記憶するストーリーも異ならざるを得ないシリーズでもある。