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== 名称 ==
主に、宗教活動や芸術活動を行う際は、
== 人物 ==
[[神道]]系[[新宗教]]の[[ワールドメイト]]の教祖であり、実業家であり、経営コンサルタントとしてシンポジウムや講演を主催している。ワールドメイトは2004年時点で5万人余りの会員がいる{{sfn|井上順孝|2005|p=555-556}}。多様な芸術活動を行い、豊富な資金力でスポーツや芸術などの後援も行っている。神人合一により新しい時代を切り開き、「[[弥勒]]の世」を実現すること目指しているという{{sfn|沼田健哉|1991|pp=276-277}}。
宗教学者の沼田健哉は深見を[[シャーマン]]であり[[審神者]]でもあるとしており、シャーマンとしては脱魂と[[憑依]]の両方が見られると述べている{{sfn|沼田健哉|1991|p=305}}。深見は霊能力者であり、悪霊を祓うことができるとしている。
深見にはビジネスや開運などの著作が多数あるが、その内容は宗教家とは思えないほど重々しさがなく、好意的にとらえるなら親しみやすく気軽に読める内容になっている<ref name=teraishi/>。73万部を突破した「強運」{{sfn|日外アソシエーツ|2005|p=2143}}などの著作は1990年代の[[霊界]]ブームに乗って売れ、著作を介して信者を増やした{{sfn|いのうえせつこ|1993|p=216}}。
[[シャーマニズム]]研究も行っており、文明評論や宗教評論の著作がある{{sfn|日外アソシエーツ|2005|p=2143}}。
宗教家でありつつ、実業家として生業を営み会社経営を行う背景について、深見は「聖と俗を区別して共存する」という神道ならではの特質によると述べている。深見によると、「聖と俗を区別して共存する」というあり方は、[[聖徳太子]]以来日本古来の神道が育んできた伝統であるとし、日本の経営者は、信仰を拠り所としつつも信仰と経営を混同させず、はっきり区別して共存させ日本型経営にも影響を与えてきたという。そのため、深見が代表をつとめる[[ワールドメイト]]と、深見が経営する企業には、資本関係がなく株式も所有せずに、聖と俗を区別し、共存させているとしている。神道には、「生業(なりわい)や家を栄えさせ、コミュニティーを繁栄させる」とか、「現実を生き貫く精神や魂の、輝きに価値を見出す」という特質もあり、深見もこの特質を持つ活動を行っているという。<ref name="sapio1703"/><ref name="wm5"/>
音楽芸術は日本の神々を喜ばせるとして重視している{{sfn|沼田健哉|1991|pp=280-281}}。[[武蔵野音楽大学]]特修科声楽専攻を卒業しており、作詞、作曲、演奏、志木、声楽、和歌、俳句、書道、茶道、華道、絵画、能楽、声明、バレエ、俳優などの芸術文化の多様な活動を行い、芸術関連でも画集、書画集、楽譜集、写真集、CD、ビデオをリリースしている{{sfn|日外アソシエーツ|2005|p=2143}}。ラジオのパーソナリティとして多くのレギュラー番組の実績もある{{sfn|日外アソシエーツ|2005|p=2143}}。芸術支援・芸術家としての活動は
ワールドメイトの福祉活動として日本盲人ゴルフ協会(現[[日本ブラインドゴルフ振興協会]])を設立し、[[ブラインドゴルフ]]の援助を行っている{{sfn|溝口敦|1995|p=185}}。深見は「信仰理念に基づくコスモメイト(現ワールドメイト)の社会活動の一環」であると述べている{{sfn|溝口敦|1995|p=185}}。スポーツ支援・障害者スポーツ支援は[[#スポーツ]]を参照のこと。
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深見は仏教に深い知識を持つが、宗教者としては神道の立場にあり<ref name=teraishi/>、ワールドメイトは在家神道であるとしている{{sfn|溝口敦||1995|pp=164-165}}。宗教学者の沼田健哉は、深見の教えは[[教派神道]]の一派と見做すべきものであるが、著作において神社神道の世界を紹介していることを指摘している{{sfn|沼田健哉|1991|pp=280-281}}。深見の教えは「仏教、儒教、道教、神道の要素外では[[大本]]教の教えと重なる部分が多いが、それに[[世界真光文明教団]]、[[世界紅卍字会|道院紅卍字会]]等の他の教団の教えと彼独自のものが付け加わっている」と評している{{sfn|沼田健哉|1991|pp=276-277}}。また沼田は、伝統的なものと最先端のものの融合が見られ、[[ニューエイジ]]と類似した面があると述べている{{sfn|沼田健哉|1991|p=306}}。
ワールドメイトは[[天照大御神]]をはじめ八百万の神々を奉じる神道系宗教団体であり、確固とした教義はないとされる<ref name=teraishi/>。様々な神仏が取り入れられており、ご利益があるとされる非常に多種多様なグッズが販売されている。深見の宗教的世界観は次のようなものである。太陽系は
人間は肉体を持つ霊であり、地球にだけ存在するとされる<ref name=teraishi/>。人間は物質的存在であると同時に霊的存在であり、人間は神界の意を受け、霊界のバックアップのもとで生きている<ref name=teraishi/>。神霊は御親元素大御神様を頂点とするピラミッド構造になっており、会社のように上下の組織があり、企業の販売網のようにテリトリーがあるという<ref name=teraishi/>。龍、天狗、
深見は神社参拝を通して開運できると主張しており、神には強弱や専門があるとし、自分の願いに適した神社を見極めて参拝するよう勧めている<ref name=teraishi>寺石悦章
[http://ci.nii.ac.jp/naid/110007041650 深見東州の巡礼論] 四日市大学総合政策学部論集 7(1/2), 55-69, 2008-03 四日市大学</ref>。ビジネスに関する発言も多く、神社参拝での開運についても、商売繁盛、資金繰りなどが随所で言及されている<ref name=teraishi/>。
彼の思想にはナショナリズムとインターナショナルな要素が入り混じっており{{sfn|沼田健哉|1991|p=304}}、天皇制を重視し、世界連邦の形成を目指している{{sfn|沼田健哉|1991|p=304}}世界連邦形成のために諸宗教の対話が必要であるとし、そのために政治を重視している{{sfn|沼田健哉|1991|p=304}}。沼田健哉によれば、[[
== 来歴 ==
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===大学時代===
=== 会社の創業、宗教団体の設立 ===
[[大和ハウス工業]]に就職し、[[営業マン]]として東京に赴任する{{Sfn|井上順孝|孝本貢|対馬路人|中牧弘允|西山茂|1996|pp=323-324}}。[[1977年]]に、大本
深見とその家族、仲間たちは橘の家で1年間共同生活を行い{{sfn|沼田健哉|1991|pp=254-259}}、1978年に深見は大和ハウス工業を退職した。橘は東京に株式会社三十鈴(現[[ミスズ]])を設立し、深見は株式会社三十鈴が運営する予備校三十鈴学苑(現[[みすず学苑]])を設立した{{Sfn|井上順孝|孝本貢|対馬路人|中牧弘允|西山茂|1996|pp=323-324}}<ref name="THEMIS1401"/>。その後、深見青山という名前で著作を刊行するようになる{{sfn|井上順孝|2005|p=555-556}}。
1984年、任意団体コスモコア(現[[ワールドメイト]]){{Sfn|井上順孝|孝本貢|対馬路人|中牧弘允|西山茂|1996|pp=323-324}})を設立、深見と橘がともに運営していた。1985年に有限会社コスモコアを設立し、1987年にコスモメイトに改名{{sfn|井上順孝|2005|p=555-556}}。
1987年、橘出版(現たちばな出版)を創業する<ref name="aka2"/>。37歳でオーストラリアの[[パース (西オーストラリア州)|パース]]で会社を買収し、海外においても企業経営を始める<ref name="gag"/>。イギリスでも、ホテルと観光会社の経営を行い、国内外で13社ほどの会社の社長をつとめる<ref name="ironna2017"/>。
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2015年12月8日に、代表取締役社長をつとめる[[ミスズ]]が、「[[ロベルト・カヴァリ バイ フランク・ミュラー]]」の日本総代理店となった<ref name="d151218"/><ref name="fcom1512"/><ref name="mp1512"/><ref name="d151209"/>。
2017年6月に、[[ゴルファー]]専用の高級機械式腕時計を製造するスイスブランドメーカー「[[ヤーマン&ストゥービ]]」のオーナー社長に就任する<ref name="PR1708">{{Cite web |url=https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000019561.html |title=ハイセンスなデザイン創造性を融合した高級腕時計「HYSEK」ゴルファー専用の機械式腕時計「JAERMANN&STUBI」「HYSEK日本総輸入元契約の発表、2017年新作ウオッチコレクション販売開始」 |publisher=PR TIMES |accessdate=2017-08-04 }}</ref>。
== 活動(宗教・ビジネス以外) ==
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書は、16歳より[[兵庫県立鳴尾高等学校]]書道部部長として、田端曲全に師事し<ref name="aka1"/>、その後は独学で続けていたが、35歳より竹中青虎に学び、[[西川寧]]の孫弟子となる<ref name="aka2"/>。
絵画は、35歳より独学で始める。その後、[[仏画]]を浅井秀水、[[日本画]]と[[水彩画]]を犬飼得之に、[[油絵]]と[[洋画|西洋画]]を松下友紀に、水墨画を安永麦州に師事し、様々なジャンルの学びを深める。1997年に初の個展を開催し、1997年には[[ソーホー (ニューヨーク)|ニューヨークソーホー]]のグラントギャラリーで個展を開催。[[2001年]]から毎年、誕生日の前後に1年間書きためた新作の展覧会を開催している<ref name="gallery1"/>。[[2002年]]9月、{{仮リンク|中国芸術研究院|zh|中国艺术研究院}}より、中国美術界最高称号である<ref name="k0209"/>外国人初の一級美術師称号を授与され<ref name="b0209"/><ref name="bijutusi"/>、アクリル画「青龍神と緋鯉」が永久所蔵される<ref name="ch0209"/>。2003年10月、『日豪芸術交流祭』において、水墨画「キラキラ天の川」作品が、330人の日本の画家の中から選ばれ、「西オーストラリア州芸術文化大臣賞」「パース市長賞」「審査員最優秀賞」の3賞を同時受賞し、パース市より「名誉芸術家」の称号を授かる<ref name="j0908b"/>。2006年に [[清華大学美術学院]]美術学学科博士課程修了、文学博士を取得する。博士論文のタイトルは、「芸術市場の流通の変遷における日中美術品から見た芸術と市場の関係」(从中日美术品在艺术市场的流通变迁看艺术与市场的关系)であり<ref name="seika2006"/>、日本語の書籍としても出版されている。
子どもの頃音楽教育を受けることなく、ピアノ、バイオリン、作曲と和歌([[岡野弘彦]]に師事)をはじめる<ref name="ongaku"/>。40歳で歌手デビューを果たす<ref name="aka5"/>。クラシックバレエや[[京劇]]もはじめる。1997年、46歳で[[武蔵野音楽大学]]特修科[[声楽]]専攻を修了し<ref name="musashino"/>、オペラ歌手デビューを果たす。1998年には47歳で、西オーストラリア州立[[エディスコーエン大学]]芸術学部大学院([[西オーストラリアパフォーミングアートアカデミー]], WAAPA) に入学してオペラ等の舞台芸術を学ぶ。2002年(51歳)に西オーストラリア州立[[エディスコーエン大学]]芸術学部大学院を修了し、創造芸術学修士<ref name="koen"/><ref name="zokuaka6"/><ref name="ongaku"/>を取得する。[[修士論文]]は
1993年、深見、[[マイヤ・プリセツカヤ]]、コスモメイト会員が出演するバレエオペラ『天の安河のうけひ』を上演{{sfn|沼田健哉|1991|pp=260-263}}。
[[2002年]]10月には、外国人初の中国国立歌劇舞劇院の一級声楽家称号を授与され、正団員及び歌劇舞劇院海外芸術顧問をつとめる<ref name="mw0211"/><ref name="kageki"/>。
[[2006年]]、[[清華大学美術学院]]美術学学科[[博士]]課程修了、同美術学院で文学博士<ref name="market"/><ref name="h-handa30"/>。[[浙江大学]]大学院中文学部博士課程修了、博士論文は「日本入宋僧研究」<ref>[http://find.nlc.gov.cn/search/showDocDetails?docId=-7754782226472120903&dataSource=ucs01 日本入宋僧研究] 2006年 - [[中国国家図書館]]</ref>、同大学院で[[2007年]]に文学博士<ref name="market"/><ref name="h-handa30"/>。2007年9月から{{仮リンク|浙江工商大学|zh|浙江工商大学}}日本文化研究所教授<ref name="zjgsu"/>
2007年5月、56歳で、大衆演劇をコンセプトとした「明るすぎる劇団・東州」を旗揚げした<ref name="j0903a"/><ref name="gallery2"/>。戸渡阿見名義で、自ら劇団団長、総合プロデューサー(監督)として原作、脚本、演出、衣装、音楽を全て行っている。団長をつとめる[[明るすぎる劇団・東州]]の毎年の定期公演では、ギャグコスプレに扮し、ギャグパントマイムを行っている。<ref name="yf1607"/><ref name="ts160524"/>
[[2008年]]、[[世界開発協力機構]] (WSD) を設立 (
2012年、オーストラリアのシドニーで屋外オペライベントが始まり、大口スポンサーである深見の名を冠し「ハンダ・オペラ・オン・シドニー・ハーバー」と命名された。毎年3週間開催されている<ref>[https://style.nikkei.com/article/DGXBZO69623040Z00C14A4000000 シドニー湾に浮かぶ「蝶々夫人」 日本人プリマの大村博美に大喝采] NIKKEI STYLE 2014/4/14</ref><ref>[https://opera.org.au/ja/welcome#handa opera on sydney harbour オペラオーストラリア]</ref><ref>[http://style.qantas.jp/area/nsw/walking/news/2015/12/2016.php 野外オペラ、ハンダ・オペラ・オン・シドニー・ハーバー2016年の演目は「トゥーランドット」に決定!] ニューサウスウェールズ州政府観光局</ref>。
===スポーツ ===
[[2003年]]、[[国際スポーツ振興協会]] (ISPS) を設立し、ブラインドゴルフやメジャーのみならずシニアやジュニアにまで裾野を広げたゴルフ大会を主催していく。世界のメジャーツアーや[[ワールドカップ (ゴルフ)|ワールドカップ]]等では「ISPS Handa」「Handa」を冠した大会が開催されるようになる。主催する[[フィランスロピー]]大会では、選手が賞金の一部を社会福祉団体に寄付することとし、ボウリングを通した社会貢献を推進している<ref>{{Cite web |url=http://www.isps.or.jp/01-hcppbt/|title=第1回 HANDA CUPフィランスロピー プロボウリングトーナメント|publisher=一般社団法人 国際スポーツ振興協会|accessdate=2013-11-18}}</ref>。
2006年より日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)で、日本女子シニアプロ登録の制度が始まり、日本女子シニア初のQT(クォリファイングトーナメント)も開催される。こうしたゴルフ興隆に対する貢献等により<ref name="ggd0909"/>、2006年より[[ライダーカップ]]や[[ソルハイムカップ]]のレジェンズツアー版として、本名の半田を冠した[[ハンダカップ]](レジェンズツアー主催)という、女子シニアプロ団体戦が毎年開催されている<ref name="gd0605"/><ref>{{Cite web |url=http://www.isps.or.jp/concept.php#c2|title=女子シニアゴルフとの出会い|publisher=国際スポーツ振興協会|accessdate=2014-05-29}}</ref>。2013年からは、[[ハンダカップ|ISPSハンダカップ]]に改称した。
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== メディア出演 ==
=== ラジオ ===
*:
*:SEIZAN THIS WAYに同じ。
▲:1992年4月〜[[2012年]][[3月25日]]、毎週日曜日朝に放送<ref>[http://blogs.yahoo.co.jp/shiinomi100/57114413.html 民放FM「さわやか {{lang|en|This way}}」の収録で上京。5月の放送です。(3月24日)-昇地三郎・105歳・習慣健康法・Dr.Saburo・健康長寿]、2013年5月26日閲覧。</ref><ref>[http://blogs.yahoo.co.jp/shiinomi100/57436335.html FM放送「さわやか{{lang|en|This Way}}」日本テレビ系「ここまでわかった!長生きの秘密と真実」読売新聞科学欄、ゴールデンウイークは、昇地三郎の出番です。-昇地三郎・105歳・習慣健康法・Dr.Saburo・健康長寿]、2013年5月26日閲覧。</ref>。[[FM山口]]をキー局として放送。[[たちばな出版]]提供<ref>[http://www.tachibana-inc.co.jp/radio/#radio02 TV・FM番組情報] たちばな出版</ref>。{{lang|en|SEIZAN THIS WAY}} に同じ。
* レオナルドTOSHUの遊びがNight(レオナルドとうしゅうのあそびがないと) - [[2009年]][[4月4日]]〜[[2012年]][[3月24日]]、毎週土曜日22:30〜23:00に[[エフエムナックファイブ|NACK5]]で放送。提供は[[たちばな出版]]、[[みすず学苑]]<ref>[http://www.tachibana-inc.co.jp/radio/#radio01 TV・FM番組情報] - [[たちばな出版]]</ref>
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*:[[Podcast]]配信も行っており、オリジナルコンテンツ映像や音声を配信していた<ref>[http://www.audio-podcast.fm/audio-podcast-archive/レオナルドtoshuの遊びがnight-223886.html Podcast archive: レオナルドTOSHUの遊びがNight]、2013年5月26日閲覧。</ref>。
== 出典 ==
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