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ローマからイングランドに[[グレーン]]やポンドが伝えられた。ポンドとグレーンの換算には様々なものがあったが、おおむね5000グレーン程度であり、[[13世紀]]の[[ヘンリー3世 (イングランド王)|ヘンリー3世]]の時代には1ポンド = 5400[[グレーン]] = 12[[オンス]]とされていた。しかし、後に1ポンド = 16[[オンス]]とされるようになり、[[エリザベス1世]]の時代、1584年に法律で1ポンド = 7000[[グレーン]] = 16[[オンス]]と定められた。このポンドを'''常用ポンド''' (avoirdupois pound) と言い、他のポンドと区別する必要があるときには "lb av" という記号で表す。この関係はエリサベス1世の時代から今日まで変わっていない。後にポンドの方を質量の基本単位とし、ポンドの定義を「大英帝国標準ポンド原器の質量」と定めた。
 
イギリス系とアメリカ系の間にわずかの差があったが、[[1958年]]に[[オーストラリア]]、[[カナダ]]、[[ニュージーランド]]、[[南アフリカ共和国]]、イギリス、[[アメリカ合衆国]]の6カ国による国際協定によって共通の値1ポンド = {{nowrap|0.453 592 37}} [[キログラム]](正確に)統一した。この数値は1ポンド = 7000[[グレーン]]であることを考慮し、数値が「7」で割り切れるように定義したものである。したがって、1[[グレーン]]は、正確に {{nowrap|64.798 91}} [[ミリグラム]]となった。国際協定による共通値はアメリカでは1959年7月1日から、イギリスでは1963年に法律を改正して適用された。これが「'''[[国際ヤード・ポンド|国際ポンド]]'''」と呼ばれているものである{{Sfn|Barbrow|Judson|1976|loc=8. Refinement of values for the yard and pound.}}。
 
=== 日本におけるポンド ===