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== あらすじ ==
=== 第一部 最上の命医 ===
0歳の時、心臓の大手術を受けた少年・'''西條命'''自分を治した'''神道護'''のような“最上の名医”を目指していた。ある日友人と釣りに出かけた時にその友人が怪我で倒れてしまう。船の上、電話の指示でなんとか手術を成功させた命は医者は目の前の患者だけではなくその家族や子孫の繋がりである「無限の樹形図」を救うことなのだと教わる。

それから十数年後、命の勤務先である平聖中央病院を舞台に奮闘が始まる。医療ミスが原因で小児外科が廃止されていたが、命によって復活し現代の[[小児外科学|小児外科]]の問題を中心に、若き天才[[外科学|外科]]医、西條命が、さまざまな患者を相手にその腕を振るい、病院の確執や利権と戦いながら、小児医療改革を目指していく。理事長には子供がおらず、系列病院の中で「最上の名医」だと判断した者に経営権を譲ると発表されており、利権問題で静かに内部抗争が起きている。
 
=== 第二部 最上の明医 〜ザ・キング・オブ・ニート〜 ===
帝王大学付属病院の勤務医・'''最上一尊'''は数々の難手術を成功させてきた命の入院と、ろくに勉強もせず[[引きこもり]]状態の息子の'''義明'''に頭を悩ませていた。ある日、義明は堪忍袋の緒が切れた父親に家から追い出されてしまうが、幼馴染の'''伊達'''の家に強引に転がり込み自由気ままに振舞う。

しかし、伊達が事故で重傷を負い父親の電話の指示を元に救命措置を行った事を機に、義明は半ば冗談で父親に「伊達と共に医学部を目指す」と宣言する。義明と伊達は、友人の釈紗英と共に医学部入学を果たす。命を目指して医療を学ぶ義明は、医療後進国ケニアやアラスカなどで厳しい現実や想像を絶する出来事に直面していく。
 
== 登場人物 ==