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'''求龍堂'''(きゅうりゅうどう、{{lang-en-short|Kyuryudo}})は、[[東京都]][[千代田区]][[紀尾井町]]にある、老舗[[芸術]][[出版]]社。[[1923年]]石原龍一(本名:足立隆一)が、[[絵画]]の売買および美術書籍の出版を目的に東京都神田連雀町に創立した。
 
社名の名付け親は画家の梅原龍三郎である。求龍(きゅうりゅう)とは仏語の「CURIEUX」を由来とし、芸術的あるいは知的好奇心を求める」「常に新しきを求める」ことを意味する。東洋の「龍」に理想を求め、洋の東西を問わず、優れた芸術書を出版することを標榜しており、制作技術の粋を尽くした出版により「芸術書の求龍堂」と認められるまでになった。
 
== 作家・出版物 ==
作品集を発行した主たる作家は、社名の名付け親である画家の[[梅原龍三郎]]をはじめ、[[小磯良平]]、[[中川一政]]、[[熊谷守一]]、[[東山魁夷]]、[[片岡球子]]、[[中島千波]]。随筆の[[白洲正子]]、舞の[[武原はん]]、染色の[[芹沢けい介]]、いけ花の[[中川幸夫]]、染織の[[志村ふくみ]]、デザインの[[三宅一生]]、[[ワダ・エミ]]、[[石岡瑛子]]、[[石井幹子]]、彫刻の[[舟越保武]]、[[舟越桂]]、[[三沢厚彦]]、建築の[[菊竹清訓]]、[[伊丹潤]]。海外作家ではフランスのファッションデザイナー、[[マドレーヌ・ヴィオネ]]、ドイツの舞踏家であり、映画監督・写真家の[[レニ・リーフェンシュタール]]、イタリアの彫刻家{{仮リンク|Cecco Bonanotte|it|Cecco Bonanotte}}チェッコ・ボナノッテなどの自社オリジナル版作品集を出版している。その他『茶道名器鑑』、『マリー・ローランサン・カタログレゾネ』、『[[松岡正剛]]|松岡正剛 [[千夜千冊]]』などがあり、出版以外にも展覧会カタログ、ポスター、チケットや、企業カレンダーの企画制作、美術品販売も行っている。2017年に[[国立新美術館]]で開催された「[[アルフォンス・ミュシャ|ミュシャ]]展」の公式図録兼書籍『ミュシャ展』は大ヒットベストセラーとなった。
 
また、文芸書では[[丸山健二]]の復刊本や、ミレニアム新規事業で海外の文芸書翻訳にも取り組み、『[[十二番目の天使]] [[青空のむこう]] 『[[チョコレート・アンダーグラウンド]]』 などの大ヒット作を生み出した。
 
== 外部リンク ==