「日産・エクストレイル」の版間の差分

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[[1997年]]([[平成]]9年)の第32回[[東京モーターショー]]に出品されていた、“トレイルランナー”をルーツとし、その[[コンセプト]]を昇華して市販化した車がエクストレイルである。一部ではラシーンフォルザの後継とも云われているが、[[車格]]やコンセプトが全く異なるため、「全くの新車種としての登場」という表現が正しい。
 
初代(T30型)の発売時には「4人が快適で楽しい、200万円の使える四駆」というコンセプトで発売、また、開発コンセプトはタフギア道具というコンセプトである。([[前輪駆動|FF]]仕様もあり)、世界167の[[国]]と[[地域]]で80万台以上が販売されており、[[トヨタ・RAV4]]や[[ホンダ・CR-V]]に対抗する[[世界戦略車]]である。競合車たちがより[[高級車]]指向に向かってモデルチェンジを果たす中、エクストレイルは初代のコンセプトを貫き、他車とは異なるオフロード重視の[[キャラクター]]を維持している。2代目(T31型)と[[プラットフォーム (自動車)|プラットフォーム]]を共有している[[日産・デュアリス|デュアリス]]はオンロードユースに重きを置くのに対し、エクストレイルはオフロードユースに重きを置く。しかし基本的には両者共に[[乗用車]]と共用のプラットフォームに電磁多板クラッチによるスタンバイ4WD<ref>クラッチ板保護のため、直結モードでは連続使用や最高速度に制限がある。</ref>を組み合わせたものであり、同社がかつて販売していた[[日産・サファリ|サファリ]]のような[[フレーム形式 (自動車)#はしご型|はしご型フレーム]]に直結4WDや[[副変速機]]を持つヘビーデューティーなクロスカントリー4WDではない。
 
2代目の途中から欧州では[[ディーゼルエンジン|クリーンディーゼル]]搭載車のみの展開となっており、販売価格はデュアリス(キャシュカイ)と比べるとかなり高価に設定されている。また[[アメリカ合衆国|北米]]市場においては初代が[[カナダ]]と[[メキシコ]]で販売されていたが、[[2007年]](平成19年)秋にデュアリス(キャシュカイ)の北米版である[[日産・ローグ|ローグ]]が発売された関係で、2代目エクストレイルは販売されていない。