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=== ハイヤー ===
[[ファイル:nihon-kotsu hire.JPG|thumb|right|200px|日本交通のハイヤー]]
東京都内に3営業所を置き、544台の車両を保有するほか、780台の運行管理(企業・個人の自家用車運行の[[アウトソーシング]]引受)を行っている。また、後述の日本交通グループ事業者でも独自にハイヤー事業を行っているところがあるが、タクシーと異なり、日本交通のハイヤー事業とは関連性がない{{Refnest|group="注釈"|タクシー事業で当社と業務提携を行っているすばる交通<ref>[http://subaru-t.co.jp/hire_index/]</ref>やライオン交通<ref>[http://lion-taxi.com/hire/]</ref>もハイヤー事業を行っているが、いずれもタクシーの予約は日本交通の無線センターで一括して行っているのに対し、ハイヤーの予約については各社が直接引き受けている。}}。
* 都区内の[[ハイヤー]]は、地方とは異なり、[[日本国政府]]や大企業の顧客が多いことから、通常のタクシー用車両ではなく、[[日本車]]でも最[[高級車]]セダンを用い、VIPなどの定期送迎、来賓・国賓送迎、冠婚葬祭時の利用などが中心となっている。一部に1BOXタイプの車両がある。
 
* ハイヤー車両は、基本的に全車黒色である。[[冷房]]の無い1950〜1960年代には、天井のみ白くした「日交カラー」のハイヤーが存在したが、冷房の装備とともに、再び黒一色に統一された。
車両は全て国産高級車を使用し、ワゴンタイプの車両も在籍する<ref>{{Cite web|url=http://www.nihon-kotsu.co.jp/hire/lineup/|title=セダンタイプ、ワンボックスの車種紹介|ハイヤーなら日本交通|accessdate=2019-01-21|publisher=日本交通株式会社}}</ref>。車体カラーは全て黒だが、[[冷房]]の無い1950~60年代には、天井のみ白くした「日交カラー」のハイヤーが存在していた。
* 自家用車の運行管理請負の[[アウトソーシング]]も行っている。
 
=== タクシー ===
タクシー事業においては、東京都の[[タクシーの営業区域#東京運輸支局(5区域)|特別区・武三交通圏]]内に6営業所を置き、同交通圏内の33事業者([[関連会社|関連]]9社、[[業務提携]]24社)およびその他[[首都圏 (日本)|首都圏]]・[[近畿地方]]の13事業者と共に「日本交通グループ」を組織している。グループ全社でタクシーチケットや無線配車等の取扱およびサービスマニュアルは統一されているが、車体色や車体上部に設置される[[行灯]]については後述の通り若干の差違がある。
 
車体色は[[東京四社営業委員会]]の統一色(四社カラー、黄色地に赤帯)を採用しているが、社内で特別講習を受けた有資格者が乗務する「黒タク」およびワゴン車両は黒一色である{{Refnest|group="注釈"|{{要出典範囲|date=2017年4月|以前は四社カラー、グレーのワゴン車両も存在した}}。}}。四社カラーについては、日本交通6営業所の車両は車体側面に加えてボンネットからトランクにかけても赤帯が配されているが、それ以外のグループ各社は車体側面のみである。ただし、2017年から導入が開始された[[トヨタ・ジャパンタクシー]]は[[トヨタ自動車]]と東京タクシー協会の方針でグループ含め全て紺色(深藍)に統一されている<ref>{{Cite web|url=https://www.bestcarweb.jp/news/50810|title=「東京の景色が変わった!」 なぜ同じ色ばかり?? JPNタクシーだけ「藍色」しか見かけない理由|accessdate=2019-01-21|publisher=ベストカーWeb}}</ref>。この他、日本交通立川には白色の車両が在籍するほか<ref>{{Cite web|url=https://twitter.com/Nihonkotsu_Taxi/status/973831156817977344|title=日本交通株式会社(@Nihonkotsu_Taxi)さんのツイート: "ホワイトデーなので、ホワイトなやつ。… "|accessdate=2019-01-21|publisher=Twitter}}</ref>、過去には日本交通横浜に銀色に桜色の帯を配した女性乗務員(さくらレディース)専用車が在籍していた<ref>{{Cite web|url=https://www.facebook.com/nikko.yokohama/videos/644843235711057/|title=2017/5/11|accessdate=2019-01-21|publisher=Facebook(日本交通株式会社)}}</ref>。
 
* タクシー車両は、黄色に赤い帯[[東京四社営業委員会]]の統一カラーと黒一色の「黒タク」が存在する。化は1952年にタクシーのカラー化をより業界に先駆けて行っており、前年に渡米視察した当時の社長・川鍋秋蔵社長がアメリカの[[イエローキャブ]]をヒントに天井がブルー、ボディがグレーという「日交カラー」を提案統一した。その後、1963年からライトスカーレットオレンジとレモンイエローの四社統一カラーに変更{{Refnest|group="注釈"|[[トミカリミテッドヴィンテージ]]で製品化された<ref>[http://www.tomytec.co.jp/minicar/lineup/tlv/2mod-taxi.html]</ref>}}、更に1969年から現行四社カラーとなる。黒タクは2001年から。一部にワゴンタイプのタクシー車両もあるが、カラーは黒であるった<ref>{{RefnestCite web|groupurl="注釈"http://www.nihon-kotsu.co.jp/news/180730.html|{{要出典範囲|datetitle=2017創業90周4月|以前は四社カラー、グレー記念ワゴン特別仕様両も存在した}}。}}が走ります本体の車両にはボンネットから屋根、トランクにかけて赤帯が塗られているが、提携通株式会社の車両についてはボディ側面のみである。また、|accessdate=2019-01-21|publisher=日本交通横浜には銀色に桜色の帯を配した女性乗務員(さくらレディース)専用車が在籍する。これらの車両は本体の車両同様ボンネットからトランクまで桜色の帯が入っている株式会社}}</ref>
 
行灯は白色の球体に青色でロゴマークの「桜にN」と無線番号を配したものだが、無線番号ではなく「日交」と書かれたもの(旧デザイン)を使用している事業者もいる<ref>{{Cite web|url=https://twitter.com/Nihonkotsu_Taxi/status/948385668392132608|title=日本交通株式会社(@Nihonkotsu_Taxi)さんのツイート: "明けましておめでとうございます。大宮にある日本交通埼玉の車両ですね。おそらく都内まで営業して、営業エリアまで回送で戻るところだと思われます。行灯に「日交」と入るのは昔ながらのスタイル。都内でも無線番号を入れるようにするまでは、このような行灯でした。… "|accessdate=2019-01-21|publisher=Twitter}}</ref>。また、先述の通りジャパンタクシーは全て紺色であるため、ジャパンタクシー導入以降は黒タクと四社カラーの区別を車体色ではなく行灯の色で行うこととなり、黒タク扱いの車両は金色、四社カラー扱いの車両は従来通り青色としている<ref>{{Cite web|url=https://blog.japantaxi.co.jp/2018/04/02/541|title=タクシーの「行灯(あんどん)」って何?|accessdate=2019-01-21|publisher=JapanTaxi株式会社・行灯ラボ}}</ref><ref group="注釈">セダンタイプの黒タクは通常通り青色の行灯である。また、グループの日日交通株式会社が保有している[[トヨタ・クラウン|クラウンロイヤル]]は金色の行灯である。</ref>。
 
サービスレベルの向上についても様々な取り組みを行っており、プレスリリースなどにおける会社紹介でも「Japan Hospitalityをもって『拾うではなく、選ばれるタクシー』として、顧客満足を追求しています<ref>{{Cite web|url=http://www.nihon-kotsu.co.jp/sp/about/release/190116.html|title=日本交通のタクシーのクレームが1年で4割減少|accessdate=2019-01-21|publisher=日本交通株式会社}}</ref>」と謳っている。[[北区]][[浮間]]に専用の総合研修センターを設け<ref>{{Cite web|url=http://www.nihon-kotsu.co.jp/recruit/shinsotsu/introduction.html|title=新卒採用(仕事紹介)│タクシーの日本交通|accessdate=2019-01-21|publisher=日本交通株式会社}}</ref>、「スタンダードマニュアル77」の制定や覆面モニタリング制度<ref>{{Cite web|url=http://www.nihon-kotsu.co.jp/taxi/feature/education.html|title=乗務員教育の徹底|タクシーなら日本交通|accessdate=2019-01-21|publisher=日本交通株式会社}}</ref>等を行い、グループ全社で接客品質の均一化を図っている。また、社内基準により選抜され、特別講習を受けた乗務員が乗務する「黒タク」の制度も2001年より実施しており、日本交通では黒タクを「タクシーのビジネスクラス」と称し、無線配車でも黒タク専用ダイヤルが存在している<ref>{{Cite web|url=http://www.nihon-kotsu.co.jp/taxi/feature/kurotaku.html|title=黒タク |タクシーなら日本交通|accessdate=2019-01-21|publisher=日本交通株式会社}}</ref>。
 
無線配車においては、グループ全車に[[カーナビゲーション]]連動の[[IP無線]]システムを搭載し、効率的な配車を行っている。顧客向けにも、通常のオペレーター対応に加え、プッシュホンによるIVR(全自動)配車やスマートフォンのアプリ、英語オペレーターを通した配車などに対応している<ref>{{Cite web|url=https://www.nihon-kotsu.co.jp/taxi/use/call.html|title=今すぐタクシーを呼ぶ・予約する|タクシーなら日本交通|accessdate=2019-01-21|publisher=日本交通株式会社}}</ref>。2017年10月~2018年9月期の東京における無線配車シェアは35%であった<ref>{{Cite web|url=http://www.nihon-kotsu.co.jp/sp/about/release/190116.html|title=日本交通のタクシーのクレームが1年で4割減少|accessdate=2019-01-21|publisher=日本交通株式会社}}</ref>。このほか、都内各所に日本交通専用のタクシー乗り場を設けている<ref>{{Cite web|url=https://www.nihon-kotsu.co.jp/taxi/use/stand/|title=タクシー乗り場(日本交通専用)から利用する|タクシーなら日本交通|accessdate=2019-01-21|publisher=日本交通株式会社}}</ref>。
 
* タクシーの車種はかつて廉価グレードのクラウンコンフォート・デラックスとセドリック・スーパーカスタムを導入していたが、黒タク導入後は車体色関係なしにクラウンセダン・スーパーデラックスGパッケージとセドリック・クラシックSVを導入していた。日本交通本体では一旦は全車ハイグレード化したが、2010年からはセドリック・スーパーカスタムも導入している{{Refnest|group="注釈"|四社カラーのみ}}。提携会社の車両はクラウンコンフォートやセドリック・オリジナルも多く残っている。
* タクシー車両は、黄色に赤い帯の[[東京四社営業委員会]]の統一カラーと黒一色の「黒タク」が存在する。1952年にタクシーのカラー化を業界に先駆けて行い、前年に渡米視察した川鍋秋蔵社長がアメリカのイエローキャブをヒントに天井がブルー、ボディがグレーという「日交カラー」を提案・統一した。その後、1963年からライトスカーレットオレンジとレモンイエローの四社統一カラーに変更{{Refnest|group="注釈"|[[トミカリミテッドヴィンテージ]]で製品化された<ref>[http://www.tomytec.co.jp/minicar/lineup/tlv/2mod-taxi.html]</ref>}}、1969年から現行四社カラーとなる。黒タクは2001年から。一部にワゴンタイプのタクシー車両もあるが、カラーは黒である{{Refnest|group="注釈"|{{要出典範囲|date=2017年4月|以前は四社カラー、グレーのワゴン車両も存在した}}。}}。日交本体の車両にはボンネットから屋根、トランクにかけて赤帯が塗られているが、提携会社の車両についてはボディ側面のみである。また、日本交通横浜には銀色に桜色の帯を配した女性乗務員(さくらレディース)専用車が在籍する。これらの車両は本体の車両同様ボンネットからトランクまで桜色の帯が入っている。
*[[ドライブレコーダー]]をタクシー全車に装着しており、事故の際の記録のみならず、映像データの分析により、[[交通事故]]の未然防止活動にも役立っている<ref>{{Cite web|url=http://www.nihon-kotsu.co.jp/taxi/feature/accident-prevention.html|title=事故防止の徹底|タクシーなら日本交通|accessdate=2019-01-21|publisher=日本交通株式会社}}</ref>
* タクシーの車種はかつて廉価グレードのクラウンコンフォート・デラックスとセドリック・スーパーカスタムを導入していたが、黒タク導入後は車体色関係なしにクラウンセダン・スーパーデラックスGパッケージとセドリック・クラシックSVを導入していた。日本交通本体では一旦は全車ハイグレード化したが、2010年からはセドリック・スーパーカスタムも導入している{{Refnest|group="注釈"|四社カラーのみ}}。提携会社の車両はクラウンコンフォートやセドリック・オリジナルも多く残っている。
* タクシーには[[グローバル・ポジショニング・システム|GPS]]無線システムを導入し、[[カーナビゲーション]]と連動させ、配車効率を向上。[[領収書]]に記載されている「GPSコード」を入力すれば、カーナビに目的地情報を表示することも可能。ただし提携会社の一部車両には未導入。
*[[ドライブレコーダー]]をタクシー全車に装着しており、事故の際の記録のみならず、映像データの分析により、[[交通事故]]の未然防止活動にも役立っている。
* 日本交通では接客サービス品質を重視しており、高品質化のための様々な社内的取り組みを行っている。特にタクシーのビジネスクラスに相当する[[ハイグレードタクシー]]「黒タク」は、通常のタクシー料金でハイグレード車両を使用するのみならず、乗務員も特別な講習を受けた有資格者が乗務する。本社「パトロールカー」が定期的に都内を巡回して、サービス品質の維持に努めている。アイドリング・ストップにも積極的に取り組み、[[チーム・マイナス6%]]参加とともに環境品質の強化にも取り組んでいる。
* 都内各所に日本交通の専用タクシー乗り場を設置するとともに、営業提携として「日本交通ブランド」のフランチャイズにより都内タクシー台数を確保し、「すぐ乗れる」タクシーを目指す営業展開をしている。
 
<gallery caption="日本交通のタクシー車両">
ファイル:Taxi-comfo-nikko.jpg|日本交通のタクシ四社カラー([[トヨタ・クラウンコンフォート|クラウンコンフォート]])
ファイル:Nihonkotsu.jpg|日本交通のタクシー「黒タク([[トヨタ・クラウンセダン|クラウンセダン]])
ファイル:日本交通(東京都)の日産・セドリック営業車.jpg|[[日産・セドリック営業車|セドリック営業車]]による黒タク車両(クラシックSV)SV)四社カラー車両(スーパーカスタム)
ファイル:Nikko taxi prius.JPG|黒タク([[トヨタ・プリウス|プリウス]]を用いた「黒タク」
ファイル:Nikko taxi prius yellow.jpg|[[トヨタ・プリウス|プリウス]]を用いたタクシー(四社カラー(プリウス
ファイル:Nihonkotsu tokyo prius alpha.jpg|黒タク([[トヨタ・プリウスα|プリウスα]]の「黒タク」
ファイル:TOYOTA JPNTAXI Nihonkotsu Taxi.jpg|金色行灯の表記類の色が金色の[[トヨタ・ジャパンタクシー|車両(ジャパンタクシー]]
ファイル:TOYOTA JPNTAXI NIHONKOTSU TAXI 004.jpg|青色行灯の表記類の色が青色の[[トヨタ・ジャパンタクシー|車両(ジャパンタクシー]]
ファイル:TOKYO NIHONKOTSU NV200 VANETTE TAXI.jpg|四社カラー」の[[日産・NV200バネット|NV200バネット]]<br />(メーカー標準の車体色をベースにしているので、セダン型より黄色が濃くなっている。)
ファイル:Toyota Alphard Nihonkotsu Taxi.jpg|「VIPワゴンタクシー」向け車両として導入された[[トヨタ・アルファード|アルファード]]<br />(ハイブリッド車)
ファイル:TOYOTA ESQUIRE NIHONKOTSU TAXI TOKYO.jpg|ワゴンタクシー」として導入された車両([[トヨタ・エスクァイア|エスクァイア]]<br />(ハイブリッド車)
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