「ケチャップ」の版間の差分

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このほか[[弁当]]用など個包装のパック入り商品もある。ファーストフード店や露店商向けにケチャップを赤色、マスタードを黄色という一対の組み合わせにして容器がセット販売されている場合もあり、[[マスタード]]との組み合わせで容器を折って開封する[[ディスペンパック]]の形態でも販売されている。
 
[[流体]]としての特性としては非ニュートン性を持つ[[非ニュートン流体]](剪断速度に対して粘度が変わる流体:水やシリコンオイルは剪断速度に対して粘性は一定なのでニュートン流体)であり、急激な圧力を加えたり、かき混ぜると[[粘度|粘性]]が下がる<ref>{{Cite web
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== 歴史 ==
=== 語源 ===
ケチャップという言葉がトマトケチャップを指すようになったのは近代以降で、それまでは[[魚介類]]や[[キノコ]]、[[野菜]]などを材料とする[[調味料]]を指した。[[1690年]]に出版された[[北アメリカ]]の辞書 ''{{仮リンク|A New Dictionary of the Terms Ancient and Modern of the Canting Crew|en|A New Dictionary of the Terms Ancient and Modern of the Canting Crew}}'' に'''ketchup'''、[[1699年]]に出版された[[イギリス]]の俗語辞書 ''BE's Dictionary of the Canting Crew of 1699'' に '''catchup''' という言葉が収録され、説明として「東インド奥地のソース(a high East-India Sauce)」と記されていた<ref>[http://www.tv-asahi.co.jp/syokusai/contents/nextweek/0133/ 第181回『ケチャップ』]テレビ朝日 食彩の王国(註:放映映像より。Web上には画像なし)</ref>。「東インド奥地」つまり[[中華人民共和国]]南部から[[東南アジア]]の、魚介類の塩漬けを発酵させた液体([[魚醤]])の呼び名が、語源と考えられている
「東インド奥地」つまり[[中華人民共和国]]南部から[[東南アジア]]の、魚介類の塩漬けを発酵させた液体([[魚醤]])の呼び名が、語源と考えられている。
 
{{Lang|zh|[[ビン南語|閩南語]]}}や[[台湾語]]では、小魚や[[エビ]]の[[塩辛]]を kechiap、koechiap(鮭汁)と呼び、これが[[マレー半島]]に伝わって kichap、kecap と呼ばれるようになった。
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===フィリピンのケチャップ===
[[フィリピン]]ではトマトケチャップよりも[[バナナ]]から作られるバナナケチャップが主流である。またバナナケチャップの色は赤であるがこれは[[着色料]]によるものである。
またバナナケチャップの色は赤であるがこれは[[着色料]]によるものである。
 
== 逸話 ==
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=== 日本 ===
; 千葉県
:* [[キッコーマン]]([[千葉県]][[野田市]])※製造は[[日本デルモンテ]]、販売はキッコーマン食品
; 神奈川県
:* [[インターフード]]([[神奈川県]][[横浜市]])
; 長野県
:* [[ナガノトマト]]([[長野県]][[松本市]])
:* [[丸善食品工業]](テーブルランド)(長野県[[千曲市]])
; 愛知県
:* [[カゴメ]]([[愛知県]][[名古屋市]][[中区 (名古屋市)|中区]])
:* [[コーミ]](愛知県名古屋市[[東区 (名古屋市)|東区]])
; 兵庫県
:* [[イカリソース]]([[兵庫県]][[西宮市]])
; 和歌山県
:* [[ハグルマ]]([[和歌山県]][[紀の川市]])
; 広島県
:* [[オタフクソース]]([[広島県]][[広島市]]
 
== 脚注 ==