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「新しい文化史」は、まだ新しい歴史学の領域で、20世紀後半の1980年代および1990年代に発達した。その主題は、語の最も広い意味での過去の文化である。したがって、芸術、音楽と文学だけには限らない。
 
政治史、[[社会史]]、そして[[経済史]]のような伝統的な学問では過去は本当に理解できないという一部の歴史家の洞察は、固定した[[構造史]]から「[[文化論的転回]]」 ([[:en:cultural turn|cultural turn]]) へ、文化へのまなざしへと導いていった。 「新しい文化史」はフランス流の社会史([[アナール学派]])から発達して、[[人類学]]、[[民俗学]]、心性史、日常史、[[ミクロストリア|ミクロな歴史]]と[[ジェンダー史]]といったものに強く影響された。
 
「新しい文化史」の主な代表は、90年代は[[ナタリー・デーヴィス]]、[[カルロ・ギンズブルク]]・[[ロバート・ダーントン]]といった[[心性史]]の研究者や[[アナール学派]]の[[ロジェ・シャルチエ]]などが主導し、2000年代以降 [[ピーター・バーク]]が積極的に「新しい文化史」の領域を開拓し続けている。