「ハロー・グッドバイ」の版間の差分

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| Released = {{flagicon|UK}} [[1967年]][[11月24日]]<br />{{flagicon|USA}} 1967年[[11月27日]]<br />{{flagicon|JPN}} [[1967年]][[12月25日]]
| Recorded = [[アビー・ロード・スタジオ]] ([[1967年]][[10月2日]] - [[11月2日]])
| Genre = [[ポップ・ミュージック|ポップ]]<ref>{{cite book| last=Spignesi| first=Stephen| last2=Lewis| first2=Michael| year=2009| authorlink=| title=100 Best Beatles Songs: A Passionate Fan's Guide| publisher=Black Dog & Leventhal |location=New York, NY| isbn=978-1-57912-842-5| refpage=harv234}}</ref>
| Length = 3分27秒
| Label = [[パーロフォン]]<small>(イギリス)</small><br />[[キャピトル・レコード]]<small>(アメリカ)</small><br />[[オデオンレコード|オデオン]]<small>(日本)</small>
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== 解説 ==
[[レノン=マッカートニー]]の作品だが、実質的には[[ポール・マッカートニー]]の作った楽曲である<ref>{{cite book| last=Womack| first=Kenneth| year=2014| authorlink=:en:Kenneth Womack| title=The Beatles Encyclopedia: Everything Fab Four| publisher=ABC-CLIO |location=Santa Barbara, CA| isbn=978-0-313-39171-2| refpage=harv370}}</ref>。[[リードボーカル|リードヴォーカル]]はポール。[[コーラス (ポピュラー音楽)|コーラス]]は[[ジョン・レノン]]と[[ジョージ・ハリスン]]。期のビートルズ作品としては、とてもシンプルで、歌詞、メロディとも覚え易い。メンバー4人以外に[[ヴィオラ]]が加わっている。曲のエンディングでは遊び心あふれるアドリブ演奏が聴ける。
 
ジョンは、「[[アイ・アム・ザ・ウォルラス]]」がこの曲によってシングルB面に追いやられたせいもあり、この曲を評価していない<ref>{{cite book|last=Schaffner|first=Nicholas|authorlink=:en:Nicholas Schaffner|title=The Beatles Forever|publisher=McGraw-Hill|location=New York, NY|year=1978|isbn=0-07-055087-5|refpage=harv144}}</ref>。
 
この曲はテレビ映画『[[マジカル・ミステリー・ツアー (映画)|マジカル・ミステリー・ツアー]]』の先行シングル曲として発表されたが、実際テレビ映画ではエンディングの部分(ヘラ・ヘヴァ・アロハ)が使用されたのみだった。
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== プロモーション・フィルム ==
この曲の[[ミュージック・ビデオ|プロモーション・ビデオ]]がポール自身の監督によって製作されており、いくつかのバージョンが存在する。
* 『[[サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド (アルバム)|サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド]]』のジャケットの衣装を着たメンバーがサイケデリックな雰囲気でバンド演奏しているもの<ref>{{cite book|last=Sounes|first=Howard|authorlink=:en:Howard Sounes|title=Fab: An Intimate Life of Paul McCartney|publisher=HarperCollins|location=London|year=2010|isbn=978-0-00-723705-0|refpage=harv199}}</ref>。[[リンゴ・スター]]の[[ドラムセット]]が場面によって大きくなったり、小さくなったりする。
* 普段着で通常のドラムがセットされたもの<ref name="winn">{{cite book| last=Winn| first=John C.| year=2009| authorlink=| title=That Magic Feeling: The Beatles' Recorded Legacy, Volume Two, 1966–1970| publisher=Three Rivers Press|location=New York, NY| isbn=978-0-307-45239-9| refpage=harv135}}</ref>。1993年の『[[ザ・ビートルズ1967年〜1970年]]』CD化の際、新たにステレオ・ミックスの音声に差し替えたものがプロモーション用に配布された。画面に青色の外枠が付いている。
* 両バージョンのオフショットを交えた映像<ref>{{cite namebook| last="winn"Winn| first=John C.| year=2009| authorlink=| title=That Magic Feeling: The Beatles' Recorded Legacy, Volume Two, 1966–1970| publisher=Three Rivers Press|location=New York, NY| isbn=978-0-307-45239-9| page=135}}</ref>。後半で何故かジョンが曲調に似合わず[[ゴー・ゴー]]を踊ったりしている。
リリース当時のイギリスではミュージシャンズ・ユニオンの規定でテレビ番組での[[口パク]]が禁じられており、ステージにマイク・スタンドがないことなどの不備により口パクが明白となって、演奏シーンのプロモ映像は当時の英国のテレビ局では全く放送されなかった<ref>{{cite book| last=Hill| first=Tim| year=2007| authorlink=| title=John, Paul, George, and Ringo: The Definitive Illustrated Chronicle of the Beatles, 1960–1970| publisher=Sterling Publishing |location=New York, NY| isbn=978-1-4027-4223-1| refpage=harv303}}</ref><ref group="注釈">口パク規定のなかったアメリカでは「[[エド・サリバン・ショー]]」などの番組で問題なく放送された</ref>。いずれのバージョンも[[2015年]][[11月6日]]に発売された『[[ザ・ビートルズ1]]』のDVD・Blu-rayに収録されている<ref group="注釈">普段着ver.と複合版はボーナス・ビデオ『1+』に収録。</ref>。このミュージック・ビデオのためにヴィオラをカットしたミックスも存在しているが、現在までに音源化されたことはない。
 
== 演奏 ==
クレジットは[[:en:Ian MacDonald|イアン・マクドナルド]]によるもの<ref>{{cite book|first=Ian|last=MacDonald|authorlink=:en:Ian MacDonald|year=1998|title=Revolution in the Head: The Beatles' Records and the Sixties'' (1st rev. edn)''|publisher=Pimlico|location=London|isbn=0-7126-6697-4|refpage=harv238}}</ref>。
* [[ポール・マッカートニー]]:[[ボーカル|リード・ボーカル]]<ref group="注釈">[[ダブルトラッキング|ダブルトラック]]処理されている。</ref>、[[コーラス (ポピュラー音楽)|コーラス]]、[[ピアノ]]、[[エレクトリックベース|ベース]]、[[ボンゴ]]、[[コンガ]]
* [[ジョン・レノン]]:コーラス、[[リードギター]]、[[ハモンドオルガン]]
* [[ジョージ・ハリスン]]:コーラス、リードギター
* [[リンゴ・スター]]:[[ドラムセット|ドラム]]、[[マラカス]]、[[タンバリン]]、コーラス<ref>{{cite book| last=Womack| first=Kenneth| year=2014| authorlink=:en:Kenneth Womack| title=The Beatles Encyclopedia: Everything Fab Four| publisher=ABC-CLIO |location=Santa Barbara, CA| isbn=978-0-313-39171-2| page=371}}</ref>
* ケネス・エセックス:[[ヴィオラ]]
* レオ・バーンバウム:ヴィオラ