「アメリカ合衆国」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
176.59.137.193 (会話) による ID:71445567 の版を取り消し rvv
タグ: 取り消し
150行目:
1918年11月11日に終結した[[第一次世界大戦]]後は、1919年の[[パリ講和会議]]で[[ウッドロウ・ウィルソン]]大統領の主導によって'''[[国際連盟]]'''設立と[[人種差別撤廃案]]阻止<ref>憲政の政治学 坂野 潤治・小林 正弥・新藤 宗幸 (編集) 東京大学出版会 2006/01 ISBN 4-13-030138-1</ref>に大きな役目を担ったが、[[モンロー主義]]を唱えてヨーロッパへの不干渉および[[ラテンアメリカ]]に対する権益の維持をしようとする[[アメリカ合衆国上院]]の反対により連盟への加盟はしなかった。しかし、他の戦勝国とともに5大国の一員として注目されることになる。国内では首都[[ワシントンD.C.|ワシントン]]を始めとする多くの都市で「[[赤い夏]]」などの人種暴動により数万人が死傷した<ref name="国家と人種偏見">国家と人種偏見 ポール・ゴードン・ローレン著 大蔵雄之助訳 阪急コミュニケーションズ 1995/09 ISBN 4-484-95112-6</ref>。1924年には[[排日移民法]]を施行するなど人種差別政策を強めていった。1927年に出兵していた[[ニカラグア]]で[[アウグスト・セサル・サンディーノ|サンディーノ]]将軍に率いられた[[ゲリラ]]が海兵隊を攻撃したため、1933年にアメリカ軍はニカラグアから撤退し、従来の政策から善隣外交([[:en:Good Neighbor policy|Good Neighbor policy]])に外交政策をシフトした。
 
続く1920年代の[[バブル経済]]に基づく空前の繁栄「[[狂騒の20年代|轟く20年代]]」([[:en:Roaring Twenties|Roaring Twenties]])が起こるが、1929年10月29日[[ウォール街]]・[[ニューヨーク証券取引所]]で起った[[ウォール街大暴落 (1929年)|株の大暴落]]「暗黒の木曜日」がきっかけとなり、1939年まで続く'''[[世界恐慌]]'''が始まった。この世界恐慌によって、労働者や失業者による暴動が頻発するなど大きな社会的不安を招いた。[[フランクリン・ルーズベルト]]大統領が行った'''[[ニューディール政策]]'''により経済と雇用の回復をめざしたが、1930年代末期まで経済も雇用も世界恐慌以前の水準には回復せず、第二次世界大戦の戦時経済によって世界恐慌以前の水準を上回る、著しい経済の拡大と雇用の回復が実現された。一方で[[ドイツ]]、[[イタリア]]、[[日本]]などで[[ナチズム]]、[[ファシズム]]、[[軍国主義]]が台頭し始め、後に起こる'''[[第二次世界大戦]]'''の引き金になっていった。{{-}}
 
===第二次世界大戦===