「水酸化ナトリウム」の版間の差分

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家庭で[[天ぷら]]油の廃油などを利用した手作り石鹸を制作する際にも欠かせない薬品で、薬局等にて[[印鑑]]と[[身分証明書]]があれば購入可能であるが、水酸化ナトリウムは'''大変危険な薬品'''であることを決して忘れてはならない。強力な塩基性の薬品であるとともに、[[水和熱]]が大きいことから思わぬ爆発的反応を起こす事があり(例えばフレークの苛性ソーダに水をかけると急激に発熱し突沸する)、不慮の事故につながりかねない。
 
例えば、水酸化ナトリウムそのものの強力な脱脂作用や強塩基性の溶解能力を利用して直接洗浄剤として用いられることもあり、市販の排水管クリーナーは水酸化ナトリウムを主剤としたものが多い。またこれに加えて[[水酸化カリウム|苛性カリ]]や[[界面活性剤]]を加え洗浄力を強化した製品も販売されている。こちらは主に業務用で、空調業界や[[クリーニング]]業で使用される。また、油分と反応して[[鹸化]]する特性を利用して、[[めっき]]工場などでの[[脱脂]]処理として利用されることもある。
 
[[製紙]]工業においては、[[パルプ]]製造の際、原料の木材中の[[リグニン]]を溶解するための蒸解工程で[[硫化ナトリウム]]とともに多量に消費される。