「ルー・リード」の版間の差分

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その後のアリスタ・レコード時代は、自身のポップ観とロック観の折衷を求めて、コンスタントな活動ペースを保ちつつ試行錯誤を繰り返した。アレンジ面でもよりスタンダードなロックサウンドと非クラシカルなストリングスやホーンセクションなどとの融合を試みたり、ファンクやフリージャズ、AORなどの要素を導入したり、楽曲の長大化やアコースティック面の強調、バックバンドメンバーとの共作などがその結果として挙げられる。
 
RCA復帰第一作となった『ブルー・マスク』では[[{{仮リンク|ロバート・クイン (ギタリスト)|en|Robert Quine|label=ロバート・クイン]]}}のギターを得てラフかつノイジーなロックにハードな感触を加えたサウンドに転換、ほぼ同一の布陣で更にオーソドックスなロックへ遡行した『レジェンダリー・ハーツ』を制作した。その後『ニュー・センセーションズ』『ミストライアル』ではあえて時流に歩み寄った我流の[[ニュー・ウェイヴ (音楽)|ニュー・ウェイヴ]]を展開し、リスナーを戸惑わせた。しかし『ニュー・センセーションズ』においては[[:en:L. Shankar|L. シャンカール]]や[[ブレッカー・ブラザーズ]]といったビッグ・ネームと共演しており、後年のリードのアプローチの布石ともなっている。
 
1989年、自身のルーツと向き合う形となったアルバム『ニュー・ヨーク』で「復調」、翌年[[アンディ・ウォーホル]]の追悼としてかつての盟友[[ジョン・ケイル]]と『[[ソングス・フォー・ドレラ]]』を制作。以後90年代前半の断続的な[[ヴェルヴェット・アンダーグラウンド]]再結成をはさみ、『[[マジック・アンド・ロス]]』『セット・ザ・トワイライト・リーリング』『[[エクスタシー (ルー・リードのアルバム)|エクスタシー]]』を発表、かつてよりスローなペースながら健在を印象付けた。