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{{Otheruses|中世の騎士|『Fate/Apocrypha』に登場するキャラクター|Fate/Apocrypha#主な登場人物}}
{{出典の明記|date=2015年8月17日 (月) 11:42 (UTC)}}
[[Image:Orlando Furioso 34.jpg|right|250px|thumb|アストルフォは捕虜にした巨人・カリゴランテを引き回し、賞賛を得る]]
'''アストルフォ'''(Astolfo)は主に中世[[フランス]]の[[武勲詩]]に登場する騎士。[[カール大帝|シャルルマーニュ]]の[[パラディン]]であり、[[イングランド]]王オットー(シャルルマーニュと同世代に存在した[[オッファ・オブ・マーシア]]([[:en:Offa of Mercia]])と推定される)の息子。[[ローラン (シャルルマーニュ伝説)|ローラン]]や[[ルノー (武勲詩)|ルノー・ド・モルトーバン]]、[[ブラダマンテ]]<ref>[[トマス・ブルフィンチ]](著)、[[市場泰男]](訳)『シャルルマーニュ伝説』([[講談社]]、2007年) ISBN 978-4061598065</ref>とはいとこ同士。
古くから武勲詩に名前は見られたのだが、名が知られるようになったのは14世紀ころ成立した叙事詩などによる。イタリアの叙事詩ではアストルフォはユーモアのある人物となっており、[[ルイジ・ブルチ]]の
== イタリア叙事詩での活躍 ==
騎士としての能力はさほど優れているわけではなく、むしろ弱い。だが、偶然から触れた相手を必ず落馬させる「魔法の槍」を得てからかなりの使い手になる。さらに、あらゆる魔法を打ち破る方法を記された「魔法の本」、吹けば相手を倒すことができる「角笛」、さらに[[ヒッポグリフ]]を入手してしまう。
アストルフォはこれらの魔法のアイテムで[[タタール]]王アグリカーネを撃退したり、カリゴランテという邪悪な巨人を捕虜にし、[[カイロ]]市内を引き回したり(
また、失恋から発狂してしまったオルランドを元に戻すため、[[月]]への旅行をしている。なぜ月に行く必要があったのかと言えば、地上で失われた全てのものが月に存在することになっているため(
なお、アストルフォが月に行くエピソードは一種の皮肉となっている。というのも、西洋においては月の満ち欠けは人間を狂気に陥れる象徴となっている(「狂気」Lunacyの語源はLuna)ため。
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