「チェアリフト」の版間の差分

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定義の出典
BATACHAN (会話 | 投稿記録)
「支えい索」→「支曳索」への表記統一と脚注追加、誤表記(誤:登場、正:搭乗)の修正等
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== 概要 ==
[[ファイル:Chairlift bullwheel.jpg|thumb|right|240px|イタリア・[[アッレゲ]]の固定循環式4人用チェアリフト(クワッドリフト)]]
一般にチェアリフト(または単にリフト)とは、[[索道#走行方式|固定循環式]]の索道のことで、起点停留場と終点停留場の滑車間に'''支曳索'''(しえいさく)<ref name="sieisaku">'''曳'''は[[常用漢字]]でないため「支えい索」と表記されることもある。当記事では'''支曳索'''の表記で統一する。</ref><!--「支えい索」の表記は脚注に委ねる事とします。-->を設け一定間隔で搬器(いす)を握索装置により固定して循環させるものである<ref name="iatss-review">{{Cite web |author=千島美智男 |url=http://www.iatss.or.jp/common/pdf/publication/iatss-review/27-2-11.pdf |title=ロープウェイの安全技術 |publisher= 国際交通安全学会|accessdate=2019-02-07}}</ref>。
 
一方、ゴンドラリフトやデタッチャブルリフトと呼ばれる[[索道#走行方式|自動循環式]]のタイプもある<ref name="iatss-review" />。[[索道#走行方式|自動循環式]]の索道は、起点停留場と終点停留場の滑車間に支えい索を設け、搬器の握索装置が到着時には索から自動的に離脱、出発時には索に自動的に固定する仕組みになってる<ref name="iatss-review" />。自動循環式のうち搬器に扉が付いている(普通索道の)ものをゴンドラリフト、座席が外部に開放されている(特殊索道の)ものをデタッチャブルリフトと呼んでいる<ref name="iatss-review" />。
 
旅客用ロープウェイは最も速いもので速度は秒速12m(時速 43.2km)に達する。これに対して、スキー場において長年にわたり主力の機器であった2人用チェアリフトは、1時間あたり約1,200人を、最高秒速2.3m(時速8.28km)で運ぶことが出来る。また、自動循環式4人用チェアリフトは、1 時間あたり約2,400人を、最高で秒速5m(時速18km)で運搬可能である。
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=== チェアリフト利用時の注意 ===
[http://www.nikokyo.or.jp/ 一般財団法人 日本鋼索交通協会]と[[全日本スキー連盟|公益財団法人 全日本スキー連盟]]が会員となっている[http://www.nikokyo.or.jp/safety-snow/ 全国スキー安全対策協議会]において、スキーリフト乗車時における次の条文が定められている<ref name="Safety Snow Criteria-01">{{PDFlink|[http://www.nikokyo.or.jp/safety-snow/safety_snow_criteria.pdf スノースポーツ安全基準 平成25年10月改訂版 全国スキー安全対策協議会]}}より、2018年12月7日閲覧。</ref><ref name="SKI ASSOCIATION OF JAPAN-SAJ Snow Safety Mnual-2018/2019-01">参考資料:日本スキー教程「安全編」p.36-37/[[山と渓谷社]]刊 ISBN 978-4-635-46022-4 より、2018年12月7日閲覧。</ref>。
{{Quotation|(1)リフト搭乗者とは、リフトに登場搭乗しているスキーヤー<ref name="Safety Snow Criteria-02">ここでの「スキーヤー」はそのまま「スノーボーダー」と読み替えても適用される。</ref>だけではなく、搭乗するために待機しているスキーヤー<ref name="Safety Snow Criteria-02"/>や搭乗し終えたばかりのスキーヤー<ref name="Safety Snow Criteria-02"/>を含む。<br>
(2)リフト搭乗者は、掲示板の注意書きを読み、これに従って搭乗しなければならない。搭乗に不安を感じるスキーヤー<ref name="Safety Snow Criteria-02"/>は、その旨を係員に申し出て、必要な援助を得なければならない。|スノースポーツ安全基準 第2章 スキーヤー<ref name="Safety Snow Criteria-02"/>の責務 2 リフト搭乗にあたって}}
 
{{Quotation|リフト利用時の注意<br>
あなたの行動は、あなたと他の利用者全員の安全に関わっています。リフトの利用に当たっては、責任と義務をともないます。次のことを守ってください。<br>
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'''乗車中'''<br>
2-(1)'''イス(搬器)の揺さぶり'''
: 搬器を不必要に[[ブランコ]]のように揺さぶる事で、その振動が支曳索に伝わる事で脱索につながる。
2-(2)および3(3'''イス(搬器)からの[[飛び降り#交通機関からの「飛び降り」|飛び降り]]'''
: 搬器から飛び降りる事で、その際の衝撃が搬器から支曳索に伝わる事で脱索につながる。また、リフト下の雪面より下に隠れている危険な障害物等に直撃して負傷・死亡の恐れがあるほか、遭難の恐れもある。
 
'''降車時'''<br>
2(2'''降りそこない'''
: 現在のリフトには、ほとんどの場合で[[#安全装置|緊急停止スイッチや緊急停止装置]]が備え付けられているので、無理に降りようとしないで、リフトの停止を待ってから降りるのが安全である。