「インフラストラクチャー」の版間の差分

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「維持」は国家財政にとって重たい固定支出になるため、インフラの放漫整備は財政危機を招きやすい。また、インフラ整備に関連した産業が確立されるため、予算削減が困難な場合が多い。[[20世紀]]後半には、インフラ整備の合理的性格が地域環境と利益相反するケース(例えば、都市間を最短距離で結ぶ道路や鉄道は通過点の住民には何らの利益ももたらさない)が多発したため、整備をめぐる住民の利害の対立が先鋭化し、整備への否定的な世論が高まった。
 
インフラを司る業界などが政治と癒着する傾向が強く、公務員主導で汚職[[官僚]]は[[カルテル|官製談合]]と呼ばれる不透明さを構築したり、腐敗した政治家による[[利益誘導]]が横行してきたため、国民の間で[[ガバナンス]]に対する不信感を呼んだという背景がある。これは[[中華人民共和国]]によって世界で推し進められている史上最大規模<ref>[https://www.axios.com/china-building-biggest-infrastructure-project-in-history-1513302322-1362758a-23fa-4d6d-9464-e2e98679c3fe.html China building biggest infrastructure project in history]</ref><ref>[[ガーディアン]]:[https://www.theguardian.com/world/2017/may/12/the-900bn-question-what-is-the-belt-and-road-initiative The $900bn question: what is the Belt and Road initiative?](2017年5月20日)</ref>のインフラ投資プロジェクトである[[一帯一路]]で国際問題にもなっている。
 
日本のインフラは[[高度成長期]]に建設されたものが多く、2020年代以降大量更新時代を迎えると言われているが、公共投資が削減されてきているため、更新がままならなくなっている。このため、老朽化による事故が起こっている。<ref>[http://cgi2.nhk.or.jp/archives/tv60bin/detail/index.cgi?das_id=D0009050121_00000 NHKスペシャル 調査報告 日本のインフラが危ない - NHK名作選(動画・静止画) NHKアーカイブス]</ref>