「ハンセン病」の版間の差分

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一例として『描かれた病』(リチャード・バーネット)では写真普及以前に使用されていた医学書の精密画について「痂皮形成らい病<ref group="注釈">「鼻の横と右頬に松毬状の硬そうな皮膚がある」という症例。[[#バーネット2016 |バーネット(2016) p.80図]]</ref>」と「結核様らい<ref group="注釈">右手にごつごつしたこぶのようなものが多数ある」という症例。[[#バーネット2016 |バーネット(2016) p.89図(上)]]</ref>」と書かれている症例について、「(現在の視点からでは)[[魚鱗癬]]の可能性が高い」と指摘している他、結核([[皮膚結核]])もハンセン病との区別が難しかったとしている<ref>[[#バーネット2016 |バーネット(2016) p.82]]</ref>。
 
ハンセン病に関する最古の記述は、紀元前2400年のエジプトの古文書、医書としては紀元前1500年頃のインドの『[[チャラカ・サンヒター]]』や『スシュルタ・サンヒター』<ref name="世界大百科事典"/> である。その他にも、ペルシアでは紀元前6世紀に、中国では『[[論語]]』に<ref>論語の(雍也第六)で[[冉伯牛]]の罹患した病と伝わる。</ref>、あるいはギリシアでは紀元後1 - 2世紀の医師の記述にハンセン病の症状の記述がある<ref name="世界大百科事典"/>。日本のハンセン病に関する最古の記述は720年頃、日本書紀に残っている。
 
中世鎌倉遺跡である[[由比ヶ浜南遺跡]]の発掘調査で、ハンセン病による変病骨が発見されている<ref>[http://www.yurindo.co.jp/yurin/back/430_4.html 有鄰 第430号 P4]</ref>。