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 ロシアでは、[[ナポレオン戦争]]や[[第二次世界大戦]]でフランス軍やドイツ軍に国内西域に侵攻されたものの、戦闘経験や兵器の技術で優位な敵に対し、それを上回る多数の兵力を動員し、これらを打ち破った経験から、広大で起伏に乏しい国土を防衛するには敵の侵攻を防ぎ得る厚い防衛線を早期に構築できる多数の動員可能な兵力規模が必須であるとする観念が今でも根強い。しかし、ロシアの人口はソ連崩壊後の1992年より減少傾向にあり、出生率は近年1.75程度と回復傾向にはあるものの他の先進国同様[[少子高齢化]]にも悩まされているロシアは、中国に対抗して人海戦術型の戦闘形態を採ることは困難になりつつある。また、現代においては[[総力戦]]の可能性が低い事や前述の徴兵の不調もあり、その点からも100万人の定数でさえ常時維持する必要があるかロシア国内でも疑問の声がある。ロシア科学アカデミーの世界経済国際関係研究所安全保障センター長のアレクセイ・アルバートフ前下院議員は、100万人規模にはこだわる必要はなく、まず80万人規模に減らした後、科学技術の知識を備え高度な訓練を受けた、55-60万人の精鋭の契約将兵で構成されるべきであるとしている。
 
 ロシアの兵力を近隣国と比較した場合、日本とロシアを比較すれば、日本の人口1億2,700万人より少しだけ多い人口1億4,600万人のロシアが、自衛隊(兵員数25万人弱)の約4倍の100万人の兵力を維持することになる<ref name = "「新冷戦」の序曲か"/>(但し、日本の総人口に対する兵力比はイギリスやドイツ等のヨーロッパ諸国に比べても少ない)。一方で、韓国とロシアを比較すれば、ロシアの3分の1強の人口の韓国の有する兵力は約63万人で、人口に対する兵力比はロシアを上回る(但し、韓国は名目上は現在も[[朝鮮民主主義人民共和国|北朝鮮]]と戦争状態である。また、対する北朝鮮は120万人の兵力を有しており、人口に対する兵力比は韓国を更に上回り、その兵員数はロシア軍以上である)。トルコとの比較では、人口約7,500万人のトルコの兵力は約65万人で、人口に対する兵力比は概ねロシアと同等である。
 
=== いじめ ===