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[[File:Kosher BethDin.jpg|thumb|300px|[[ヨハネスブルグ]]の[[ベスディン]]から認定を受けたカーシェール[[機内食]]]]
'''カーシェールの食べ物'''は''[[カシュルート]]''([[ユダヤ教]]の[[食のタブー]])の規則に従う食品。ユダヤ法''[[ハラーハー]]''に従い消費される食べ物は'''カーシェール'''と呼ばれる。''コーシェール''、''コシェル''、''コーシェル''、''コーシャ''、''カシェル''とも表記され、[[ヘブライ語]]では{{Hebrew|כָּשֵׁר}}と表記され「適する」意味する。ユダヤ法に従わない食べ物はテレファと呼ばれる(ヘブライ語では {{Hebrew|טְרֵפָה}}と表記)。
カーシェールの食べ物とその規則は[[レビ記]]11:1-47と[[申命記]]14:3-20に挙げられている。ある食品がカーシェールにならない場合とは、材料にカーシェールでない動物、カーシェールだが儀式に則って[[屠殺]]されていない動物、監督下で処理されていない[[肉]]、[[牛乳]]、[[ワイン]]、グレープジュース(その加工品)、もしくは[[十分の一税]]が支払われていないイスラエルからの産物が使われている時、またはカーシェールではない器具や機械により調理された時である。
全ての[[カシュルート]]の規律は、人命に関わる場合は破られても良いとされる。[[タルムード]]の中で何度も言及されている''Pikuach Nefesh''(命を救うことは何よりも優先される)という教えがある。「魂を救うため、死を逃れ、彼の目が光を得るまで、彼は(医師により)不浄な食べ物でさえ与えられてもよいと我々は承諾している」(ヨマー83a)。