「焼き鳥」の版間の差分

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[[祭]]の[[名物]]であり、盛んに売られているものとして焼き鳥が挙げられている。
 
明治時代の貧民街ルポルタージュである[[松原岩五郎]]『最暗黒の東京』では屋台についての記述があり、[[新橋 (東京都港区)|新橋]]から[[万世橋]]まで多数の店が出ていたと記述されている。
: ''居酒屋の前には焼鳥、焼鯣(やきするめ)、炙(やき)唐もろこしと匂をもって道を塞ぎ''
: ''焼鳥等の屋台店はもっぱらにこの彼ら夜業の車夫によって立つもの''
: ''この類の露店午後十時の通行において新橋より万世橋までの総計かつて八十六個を算えき''
: ''焼鳥―煮込みと同じく滋養品として力役者の嗜み喰う物。シャモ屋の庖厨より買出したる鳥の臓物を按排して蒲焼にしたる物なり。一串三厘より五厘、香ばしき匂い忘れがたしとて先生たちは蟻のごとくに麕って賞翫す''
第二次大戦後は、闇市だけではなく、焼き鳥店の店舗数が爆発的に増えていった<ref>{{Cite book|和書|author= [[松原岩五郎]] |title= 最暗黒の東京』松原岩五郎著 |year= 1988 |publisher= [[岩波文庫書店]] |series= [[1988年岩波文庫]] ISBN|isbn= 9784003317419 }}</ref>。今日では、日本各地で食べられるようになり、「日常の安価な[[軽食]]」また中には立派な店で提供するメニューの一部へも取り入れられるなど幅も広がっている。
 
東京の新橋周辺では、21世紀の今日でもガード下などにそれら多くの店が残っているだけでなく、新しい店舗も増えている事から、「焼き鳥横丁」や「焼き鳥ロード」なども呼ばれ、[[サラリーマン]]が帰宅時に寄り道する所としてメディアに取り上げられる事も多い。
 
英米では焼き鳥の普及が遅かったようであり、明治大学政治経済学部教授で文学者の[[マーク・ピーターセン]]の調査によると"yakitori"が初めて英語として現れたのは1962年のことである<ref>{{Cite book|和書|author= [[マーク・ピーターセン]] |title= 続 日本人の英語』( |year= 1990 |publisher= 岩波書店 |series= [[岩波新書、1990年)ISBN]] |isbn= 978-4004301394 p24|page= 24 }}</ref>。
 
== 販売形態 ==
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== 食べ方 ==
焼き鳥を食べる時のマナーは、食べる直前に一口分ずつ串から外して食べるように書かれているマナー本がある<ref>{{Cite book|和書|author=[[小倉朋子]]|title=世界一美しい食べ方のマナー|page=110|date=2014-5-20|publisher=[[高橋書店]]|isbn=4471011456}}</ref>一方で、一人が一つの串を上から順に食べていくことを前提とした味付けをしているのと、串から外すと熱と肉汁が逃げるため串から外さずに食べるように<ref>{{Cite web|url=https://www.news-postseven.com/archives/20170208_491289.html|title=焼き鳥は串から外すべき? 店員は床に落ちた砂肝に複雑|publisher=[[NEWSポストセブン]]|date=2017.-02.-08 16:00|accessdate=2017-8-19}}</ref>という意見がある。なお、西洋の串焼き料理は例外なく食べる前に全ての食材を串から外して食べ始める<ref>{{Cite book|和書|author=[[小倉朋子]]|title=世界一美しい食べ方のマナー|page=111|date=2014-5-20|publisher=[[高橋書店]]|isbn=4471011456}}</ref>。
 
== 全国やきとり連絡協議会 ==
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'''航空関係''': [[航空]]の俗語(主にターボファンジェットの[[旅客機]]の[[パイロット (航空)|パイロット]]が使う)で、離陸時に[[鳥類|鳥]]が[[ジェットエンジン]]に突入すること([[バードストライク]])。また、その鳥のこと。鳥はコンプレッサによってバラバラになり、燃焼室によって黒焦げになるためこのような俗称が付いた。
 
'''麻雀''': [[麻雀]]では一度も[[和了]]をすることができなかったプレイヤーに対するペナルティを焼き鳥という。その由来は、アガリの時の牌の組み合わせを飛ぶ鳥に見立て、転じて飛ぶことができない鳥を焼き鳥とかけたとするもの(焼き鳥は羽根が無い)<ref>{{Cite book|和書|author= [[馬場裕一]] |author2= [[片山まさゆき]] |author3= [[桜井章一]]著『 |title= 答えてバビィ |year= 1996 |publisher= [[竹書房、1996年、]] |isbn= 4812401887 |page= 163 }}</ref>(焼き鳥は羽根が無い)、焼き鳥は「むしられる」からなど定かではない。
:[[麻雀の点#焼き鳥]]を参照。