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'''不
▲'''不働態'''、'''不動態'''(ふどうたい)とは、[[金属]]表面に[[腐食]]に抵抗する'''酸化被膜'''が生じた状態のこと。この被膜は溶液や[[酸と塩基|酸]]にさらされても溶け去ることが無いため、内部の金属を[[腐食]]から保護するために用いられることがある。なお、かつては「不'''働'''態」が正式であったが、現在は、「不'''動'''態」が正式である。
すべての金属が不働態となるわけではな
▲酸化力のある酸に曝された場合や、[[陽極酸化処理]]によって生じる。
▲すべての金属が不働態となるわけではなく、[[アルミニウム]]、[[ニッケル]]、[[鉄]]、[[コバルト]]、[[クロム]]、[[チタン]]、[[タンタル]]、[[ニオブ]]などやその[[合金]]は不働態になりやすい。また、これらの金属は[[弁金属]]と呼ばれる。
==実用例==
不働態を用いた例として、次のものが挙げられる。
*[[アルマイト]] - アルミニウムの陽極酸化処理。[[硫酸|希硫酸]]などを用いた[[電気分解]]により、アルミニウム表面に[[酸化アルミニウム]]の被膜を形成。
*[[電解コンデンサ]] - アルミニウム、タンタルもしくはニオブを陽極酸化処理し、表面に緻密な酸化被膜を形成した[[陽極]]を用いたコンデンサ。
*[[ステンレス鋼|ステンレス]] - 含有する[[クロム]]の空気酸化により、表面に酸化被膜を形成。
{{Chem-stub|ふとうたい}}
[[Category:化学|ふとうたい]]
[[Category:物質|ふとうたい]]
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