「ノートルダム・ド・パリ」の版間の差分

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{{Otheruses|19世紀の小説|パリの大聖堂|ノートルダム大聖堂_(パリ)}}
[[ファイル:ND-de-Paris-L4-Ch1-LesBonnesAmes.png|right|240px|thumb|第4章の挿絵]]
 
『'''ノートルダム・ド・パリ'''』(''Notre-Dame de Paris'')は、[[ヴィクトル・ユーゴー]]の小説。『ノートルダムのせむし男』の邦題でも知られている<ref>{{Cite book|和書 |author = [[ジョン・バクスター]] |year = 2013 |title = 二度目のパリ 歴史歩き |publisher = [[ディスカヴァー・トゥエンティワン]] |page = 51 |isbn = 978-4-7993-1314-5}}</ref>。出版は[[1831年]]。
 
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; ピエール・グランゴワール
: おしゃべりの自称詩人・哲学者。「奇跡御殿」で絞首刑になりかけたところをエスメラルダに助けられ、仮の夫婦となる。26歳。
; フルール==
: フェビュスの婚約者。フェビュスが自分ではなくエスメラルダに興味を持っていることから、深い嫉妬心を燃やす。
; ジャン・フロロ・ド・モランディノ
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== 日本語訳 ==
* 『ノートル=ダム・ド・パリ』  [[辻昶]]・[[松下和則]]訳、ヴィクトル・ユゴー文学館(第5巻)、潮出版社 2000年/岩波文庫(上下、新訂版)、2016年5月-6月
** 初訳は1950年に河出書房で刊行、改訂し岩波文庫、研秀出版社、潮出版社、講談社で出版された。
* 翻訳は第1~61〜6編を辻昶、第7~117〜11編を松下和則が担当している。
 
== 「ノートルダム・ド・パリ」を基にした作品 ==
{{Wikisource|fr:Notre-Dame_de_Paris|{{unicodeUnicode| Notre-Dame de Paris }}}}
{{Commonscat|Notre-Dame de Paris (Victor Hugo)}}
 
悲劇的な結末である原作に対し、ラストをハッピー・エンドにしたり、フェビュスが善人でフロロが悪役である作品が少なくない。また、本作のカジモドを元に[[ユニバーサル映画]]では「せむし男」としてモンスター映画の派生作品が複数作られている。
 
=== 映画 ===
* 『ノートルダムのせむし男』(原題: ''The Hunchback of Notre-Dame''、1923年、アメリカ、白黒サイレント)
:** 監督:ウォーレス・ワースリー
:** 出演:[[ロン・チェイニー]](カジモド)、[[パッツィ・ルース・ミラー]](エスメラルダ)、[[ノーマン・ケリー]](フェビュス)、[[ブランドン・ハースト]](フロロ)
* 『[[ノートルダムの傴僂男 (1939年の映画)|ノートルダムの僵僂男]]』(原題: ''The Hunchback of Notre-Dame''、1939年、アメリカ、白黒)
:** 監督: [[ウィリアム・ディターレ]]
:** 出演: [[チャールズ・ロートン]](カジモド)、[[モーリン・オハラ]](エスメラルダ)、[[セドリック・ハードウィック]](フロロ)
* 『{{仮リンク|ノートルダムのせむし男(1956) (1956年の映画)|label=ノートルダムのせむし男|en|The Hunchback of Notre Dame (1956 film)}}』(原題: ''Notre-Dame de Paris''、1956年、フランス、カラー)
:** 監督:{{仮リンク|ジャン・ドラノワ|en|Jean Delannoy}}
:** 出演:[[ジーナ・ロロブリジーダ]](エスメラルダ)、[[アンソニー・クイン]](カジモド)、[[アラン・キュニイ]](フロロ)
* 『[[ノートルダムの鐘]]』(原題: ''The Hunchback of Notre Dame''、1996年、アメリカ、カラー、アニメ映画)
:** [[ウォルト・ディズニー・カンパニー|ディズニー]]の長編アニメーション作品。
** 監督:[[ゲイリー・トルースデール]]、[[カーク・ワイズ]]
* 『[[ノートルダム (1997年の映画)|ノートルダム]]』(原題: ''The Hunchback''、1997年、アメリカ、カラー、テレビ映画)
:** 監督: ピーター・メダック
:** 出演: [[マンディ・パティンキン]](カジモド)、[[リチャード・ハリス]](フロロ)、[[サルマ・ハエック]](エスメラルダ)
: 監督: [[ゲイリー・トルースデール]]、[[カーク・ワイズ]]
 
=== オペラ ===
* 『{{仮リンク|ラ・エスメラルダ|fr|La Esmeralda (opéra)|en|La Esmeralda (opera)}}』(''La Esmeralda'')
:** 音楽:{{仮リンク|ルイーズ・ベルタン|fr|Louise Bertin|en|Louise Bertin}}のオペラ
:** 初演:1836年11月14日([[パリ国立歌劇場]])
:** 原作:ヴィクトル・ユーゴー『ノートルダム・ド・パリ』
:** 台本:ヴィクトル・ユーゴー
 
=== バレエ ===
* 『エスメラルダ』(''La Esmeralda'')
:** 台本・振付:[[ジュール・ペロー]]
:** 音楽:[[チェーザレ・プーニ]]
:** 初演:1844年3月9日(ロンドン王立劇場)
:** 現在は1866年に[[マリウス・プティパ|プティパ]]が[[マリインスキー劇場]]での全幕改訂上演に際して新たに振付けた[[パ・ド・ドゥ#グラン・パ・ド・ドゥ|グラン・パ・ド・ドゥ]]が、ガラ公演等で披露されることが多い。
 
:現在は1866年に[[マリウス・プティパ|プティパ]]が[[マリインスキー劇場]]での全幕改訂上演に際して新たに振付けたグラン・パ・ド・ドゥが、ガラ公演等で披露されることが多い。
 
* 『ノートルダム・ド・パリ』(''Notre-dame de Paris'')
:** 台本・振付:[[ローラン・プティ]]
:** 音楽:[[モーリス・ジャール]]
:** 衣装:[[イヴ・サン=ローラン|イヴ・サン=ローラン]]
:** 初演:1965年12月11日(パリ・オペラ座)
** [[牧阿佐美バレヱ団]]などがレパートリーとしている。
 
:** DVD化されている1996年の舞台では、[[エトワール]]として、エスメラルダ役に[[イザベル・ゲラン]]、カジモド役に[[ニコラ・ル・リッシュ]]、フロロ役に[[ローラン・イレール]]、フェビュ役に[[マニュエル・ルグリ]]が出演している。
[[牧阿佐美バレヱ団]]などがレパートリーとしている。
 
:DVD化されている1996年の舞台では、[[エトワール]]として、エスメラルダ役に[[イザベル・ゲラン]]、カジモド役に[[ニコラ・ル・リッシュ]]、フロロ役に[[ローラン・イレール]]、フェビュ役に[[マニュエル・ルグリ]]が出演している。
 
=== ミュージカル ===
* 『[[ノートルダム・ド・パリ (ミュージカル)|ノートルダム・ド・パリ]]』
:** 作詞:リュック・プラモンドン 作曲:リシャール・コッシアンテ<br />
:** 1998年9月16日にパリで初演を迎え、ヨーロッパを中心に世界各国で上演された。
* 『[[ノートルダムの鐘#舞台|ノートルダムの鐘]]』
:** 作曲は[[アラン・メンケン]]、作詞は[[スティーヴン・シュワルツ]]、脚本は[[ピーター・パーネル]]、演出は[[スコット・シュワルツ]]、製作は[[ディズニー・シアトリカル・プロダクションズ]]が担当し、2014年に[[アメリカ]]で初演<ref name="natalie160229">{{citeCite web|url=http://natalie.mu/stage/news/177955|title=劇団四季がミュージカル「ノートルダムの鐘」上演!公開オーディションも実施|publisher=ステージナタリー|date=2016-02-29|accessdate=2016-02-29}}</ref>。
:** 日本では、[[劇団四季]]公演として、2016年12月11日に初演<ref name="natalie160229"/>。
 
== 脚注 ==