「国鉄80系電車」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
編集の要約なし
24行目:
| 全幅 =
| 全高 =
| 台車 = DT16・DT17・DT20A(モハ80)<br />DT16(クモユニ81)<br />TR43・TR45・TR48(クハ86・サハ87)<br />TR43A・TR45A・TR48A(サロ85)
| 主電動機 = [[国鉄63系電車#主電動機|MT40形]][[直巻整流子電動機|直流直巻電動機]]
| 主電動機出力 =
153行目:
===== 初期形 =====
[[File:Dt16.jpg|thumb|right|200px|DT16形台車]]
; [[国鉄TR23形台車#派生形式|DT16]](モハ80形・クモユニ81形)
: DT16は新開発の高速運転用[[鋳鋼]]台車である。旧呼称TR39Aが示すように、1948年(昭和23年)ごろから63系で採用が始まっていた扶桑金属(現・[[新日鐵住金]])製ウィングばね式[[国鉄TR37形台車|DT14 (TR37) ]]・軸ばね式DT15 (TR39)という軸箱支持機構の構造を違えた鋳鋼台車2種類<ref group="注釈">これらは側枠・トランサム・端梁の3種の鋳鋼製部品をボルト組み立てする構造で共通し、側枠の軸箱部周辺を除きほぼ同一設計である。なお両形式ともに側枠とトランサムを結合する[[ボルト_(部品)#ボルトの種類|リーマボルト]]の頭部を納めるための開口部が側枠中央部に設けられ、それぞれ途中で設計変更されているが、この設計変更内容も共通(独立した丸穴を4×2×2=16カ所設けていたものを、横に長い楕円穴1つで丸穴2つ分に代えることで2×2×2=8カ所とした)である。</ref>の使用実績を受け、DT15を基本として改良を加えたものである。
:* DT15からの改良点は乗り心地改善のため軸ばねの大容量化<ref group="注釈">これに伴いばね帽部の側枠からの飛び出し量がDT15に比して増大し、車体の床に食い込んで見える外観となった。</ref>・側枠そのものの軽量化<ref group="注釈">肉厚を減らして必要な部分に限って補強用ひれを設け、トランサム固定ボルト穴群の左右外側それぞれに角を丸めた三角形の軽め穴を開口するなど必要強度を確保しつつ可能な限りの軽量化が行われた。</ref>の2点である。