「ハイチ地震 (2010年)」の版間の差分

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=== コレラ ===
2010年10月、[[ハリケーン]]などによって発生した大規模洪水により衛生状態が悪化したことから[[ハイチのコレラ流行|コレラ感染]]が深刻化しており、[[アメリカ疾病対策センター]] (CDC) は11月11日の時点で、死者800人に達したと報じている<ref>ロイター通信、2010年11月13日閲覧</ref>。コレラ感染流行では、最終的には1万人もの死者が出た。
 
島国であるハイチには、これまで[[コレラ菌]]がいないものと考えられていたにも関わらず、コレラが流行した。流行が始まったのが[[国際連合平和維持活動|PKO]]の[[ネパール]]部隊の宿営地付近だったことから、原因は洪水ではなく、国連がコレラ菌を持ち込んだためという主張がなされていた。2016年8月18日、国連はコレラ発生に関する責任を認めた<ref>{{cite news |title=ハイチのコレラ大流行、国連がようやく責任認める|newspaper=[[フランス通信社|AFPBB News]] |date=2016-8-19 |url=http://www.afpbb.com/articles/-/3098043 | accessdate=2016-8-20|author=Amelie BARON}}</ref>。
 
2011年にはすで、既に専門家による調査でネパールから派遣された平和維持軍が疾病の震源地であることが指摘されていたが、国は平和維持軍の「免責特権」を掲げて5年間、被害を放置した<ref>{{cite news |title=[特派員コラム]「身を燃やし尽くす覚悟」という潘基文前国連総長 |newspaper=[[ハンギョレ]] |date=2017-1-6 |url=http://japan.hani.co.kr/arti/opinion/26154.html | accessdate=2017-1-7 }}</ref>。
 
=== 被害の背景 ===