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== 作風 ==
作品によっても異なるが、ボクシングや音楽(ロックやブラックミュージック)に象徴される人間個人が持つ自由を求める魂(ソウル)への賛歌と、付和雷同の多数派的価値観のみを善とする社会や流行に対する根強い懐疑と批判精神、義理人情を重んじる土着的な人間臭さに拘ることを基調とした、狩撫節と言うべき[[モノローグ]]を多用したメッセージ性の強い作風が特徴である。その傾向は特に、[[バブル景気]]前後の80年代中盤~90年代前半に発表された作品群に色濃く反映されている。
 
またナンセンスなギャグや不条理な余韻を残すラスト、運命や復讐といったロマン主義的なモチーフなども多く見られる。全般的に飲酒に関する描写が多く、「酒は原価が一番」というセリフが作品の枠を越えて度々登場したりもする。