「史上最大の作戦」の版間の差分

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==エピソード==
*日本で上映された国際版では登場人物それぞれの母国語で台詞を喋り臨場感を高めていて日本ではこの国際版で上映されたが、他の国では自国語版で上映されており、同じシーンを使用言語を変えて何度か撮影している。DVD特別版に収録された予告編にはドイツ軍人が英語で喋るシーンが含まれている。
*リヒャルト・ミュンヒが演じたエーリヒ・マルクス大将は、この映画の中で唯一人連合軍がノルマンディーに上陸すると予想した将校として描かれているが、大将が6月6日になったばかりの深夜に自分の誕生日として部下からケーキでお祝いを受けるシーンがある。日本語版で見る時に、ケーキにナイフを入れる場面でケーキに「Happy birthday」と印している場合がある。これは英語版のフィルムを日本語に直しているためで、国際版のフィルムでは「Zum Geburtstag」と印している。
*公開当時に現役の[[統合参謀本部議長]]だった[[マクスウェル・テイラー]]将軍は、第101空挺師団長としてノルマンディー上陸作戦で活躍し、原作「The Longest Day」の取材にも多大な協力をしていたものの、映画には登場していない。
*ドイツ西部軍参謀総長ブルーメントリット大将は、1962年撮影当時はまだ存命で彼を演じたクルト・ユルゲンスに助言を与えたり、また映画撮影で協力を惜しまなかった。そのクルト・ユルゲンスは戦争中はナチスに反対して収容所に入れられた経験があるが、戦後映画界でドイツ軍将校の役を演じると右に出るものがないと言われるほど軍服姿が似合う俳優であった。
*バンダーボルト中佐を演じたジョン・ウェインは撮影時既に50歳を過ぎていたが、作戦当時のバンダーボルト中佐は27歳であった。
*アメリカ陸軍の空挺部隊が使用する背嚢は、本来はM1936ミュゼットバックだが、この映画ではM1928ハバーザックを使用している。実際にはハバーザックだと落下傘と干渉するので空挺部隊では使用出来ない。
*ヘンリー・フォンダ演じる{{仮リンク|セオドア・ルーズベルト・ジュニア|en|Theodore Roosevelt Jr.}}准将は[[セオドア・ルーズベルト]]大統領の息子であるが、規律に無頓着な性格のため、当時56歳と比較的高齢にもかかわらず准将に甘んじていた。しかし激務による過労がたたり、上陸より約1か月後の7月12日に[[心臓発作]]により急死した。
*ドイツ空軍がヨーゼフ・プリラー大佐指揮する2機しか迎え撃てなかったというのはこの映画の演出であり、実際にはドイツ空軍の爆撃隊が英軍上陸地点に対する反撃を行なっていた。ちなみにこの映画のドイツ空軍機は[[メッサーシュミット Bf109]]の様に塗装された練習機の[[Bf 108 (航空機)|Bf108]]であり、またプリラー大佐の乗機は実際には[[フォッケウルフ Fw190]]である。
*今日でもサン・メール・エグリーゼの教会の鐘楼にはパラシュートにぶら下がったアメリカ落下傘兵の人形が吊るされていて、観光客を驚かせる。