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最も有名なカストラートの一人、[[ファリネッリ|カルロ・ブロスキ]]([[1705年]][[1月24日]] - [[1782年]][[1月25日]])は、[[ナポリ]]に生まれ、通称ファリネッリと呼ばれ、[[1994年]]に彼を主人公とした映画『[[カストラート (映画)|カストラート]]』が作られた。その音域は3[[オクターヴ]]半あったといわれている。
 
その他、セネジーノ、カファレッリ、グァダーニなど、多くのカストラートがオペラ界に進出して当時の社会現象ともなり、実際にその歌声を聞いて失神する上流階層の女性も少なくなかったという記録も残っている。また、2 - 3月公演するだけでその国の首相の年俸を超える収入を得る者も出てきたという。
 
幼少時の[[ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン|ベートーヴェン]]は、ボーイ・ソプラノとしても類稀な才能を有していたために周辺の人々からカストラートにされることが望まれたが、その父親の反対により実現せず、ベートーヴェン本人は後に[[作曲家]]となった。
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=== 小説 ===
* [[アン・ライス]](Anne Rice)著・[[柿沼瑛子]]訳『[[トニオ、天使の歌声]](上・下)』[[扶桑社]]ミステリー([[2001年]]10月)ISBN 4594032958(上)ISBN 4594032966(下)
* [[高野史緒]]著『[[カント・アンジェリコ]]』[[講談社]]([[1996年]]8月)ISBN 4062083272
* [[高樹のぶ子]]著『[[ナポリ魔の風]]』[[文藝春秋]]([[2003年]]10月) ISBN 4163222502
* [[キングズリー・エイミス|キングズリイ・エイミス]](Kingsley Amis)著、橋本宏訳『[[去勢]](原題-THE ALTERATION)』[[サンリオSF文庫]] ([[1983年]]3月)ASIN B000J7EKAU