「機械学習」の版間の差分

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機械学習は[[検索エンジン]]、[[医療診断]]、[[スパム (メール)|スパムメール]]の検出、金融市場の予測、[[デオキシリボ核酸|DNA]]配列の分類、[[音声認識]]や文字認識などの[[パターン認識]]、ゲーム戦略、[[ロボット]]、など幅広い分野で用いられている。応用分野の特性に応じて学習手法も適切に選択する必要があり、様々な手法が提案されている<ref>それらの手法は、''Machine Learning'' や ''IEEE Transactions on Pattern Analysis and Machine Intelligence'' などの学術雑誌などで発表されることが多い。</ref>。これらの手法は、[[テストデータ]]においての検出・予測性能において評価されることがある。大量のデータから従来にない知見を得るという[[ビッグデータ]]の時代では、特にその応用に期待が集まっている<ref>[http://www.mizuho-ir.co.jp/publication/navis/017/special.html もう一度「ビッグデータ」を考える]</ref>。
 
=== 定義 ===
1959年、[[アーサー・サミュエル]]は、機械学習を「明示的にプログラムしなくても学習する能力をコンピュータに与える研究分野」だとした<ref>http://holehouse.org/mlclass/01_02_Introduction_regression_analysis_and_gr.html</ref>。
 
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Mitchell, T. (1997). ''Machine Learning'', McGraw Hill. ISBN 0-07-042807-7, p.2.</ref>。
 
=== 汎化(一般化) ===
この文脈における汎化(一般化)とは、学習用データセットを使って訓練した後に、未知の例について正確に判断できるアルゴリズムの能力をいう。学習者の最も重要な目的は、経験から一般化することである<ref>Christopher M. Bishop (2006) ''Pattern Recognition and Machine Learning'', Springer ISBN 0-387-31073-8.</ref>。訓練例は、一般に未知の確率分布に従っており、学習者はそこから新たな例について有用な予測を生み出す何か一般的なもの、その分布に関する何かを引き出す必要がある。
 
=== 人間との相互作用 ===
機械学習システムによっては、人間の[[直観]]によるデータ解析の必要性を排除しようとしているが、人間と機械の協調的相互作用を取り入れたものもある。しかし、そもそもシステムのデータ表現方法やデータの特徴を探る機構は、人間が設計したものであり、人間の直観を完全に排除することはできない。