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SF長編は5作のみと寡作家だが、[[サイエンス・フィクション#1950年代のSF|SF黄金時代]]を代表する創作者の一人に数えられている。短編(ショートショート)作品において高名であり、[[ロバート・シェクリイ]]と並び称される。「ミミズ天使」、「狂った星座」、「星ねずみ」、「{{仮リンク|闘技場|en|Arena (short story)}}」など多数の作品がある。短編はユーモラスなものが多い。
 
SF長編では『[[発狂した宇宙]]』と『[[火星人ゴーホーム]]』が有名。この二作は短編同様にユーモア要素が強いが、それ以外の長編は『[[天の光はすべて星]]』を初めとして寧ろシリアスである。
 
SF長編の『[[発狂した宇宙]]』(1949) は当時の[[スペース・オペラ]]によく見られる設定のパロディである。この小説はSFというジャンルへの批評であると同時に優れたSFの一例にもなっている。[[フィリップ・K・ディック]]は後にこれをモデルとして、独自の現実と虚構が交錯する小説『[[虚空の眼]]』を生み出した。『火星人ゴーホーム』(1955) は、突然世界中に数十億人の不死身の火星人が現れ、世界征服するでもなく人間の弱さを笑いものにし皮肉るという話である。