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日本では近世に古着問屋が発達。着物から洋服へと服飾文化が大きく変わった現代でもそのマーケットは大きく、世界中からバイヤーを通じて様々な古着が[[輸入#並行輸入|輸入]]、または輸出されている。おもな輸入先は[[アメリカ合衆国]]である。
アメリカでは19世紀末以来、[[救世軍]]などの[[慈善団体]]が寄付された古着を分配したり、販売してその利益を活動資金に充当している<ref name="Bauman">エリザベス・L・クライン 『ファストファッション:クローゼットの中の憂鬱』 鈴木素子訳 春秋社 2014年 ISBN 978-4-393-33332-7 pp.164-177.</ref>。
 
代表的な古着には[[ジーンズ]]が挙げられる。古着のジーンズは価格帯が非常に広く、安いものは百円単位から、[[ヴィンテージ#派生語|ヴィンテージ]]と呼ばれる高いものでは100万円以上となる。色落ち・くたびれ具合・ステッチの形など、様々な要素によって価格が変化し、貴重な物であればあるほど高い値が付く。
 
近年では革製品の古着や、元々[[ブランド]]品であった物の古着などがよく出回っており、市場価格の1割から3割程度で購入できる。また、中には[[アウトレットモール|アウトレット]]品や[[デッドストック]]といった新古品を多く扱っている古着商も見受けられる。
しかし衛生的な問題から[[西アフリカ]]の[[ガーナ]]など、古着の販売を禁止する国もある<ref>[http://www.afpbb.com/articles/-/2777055?pid=6529997 ガーナ、中古下着の輸入販売禁止へ 衛生面の懸念で]</ref>。
 
しかし衛生的な問題から[[西アフリカ]]の[[ガーナ]]など、古着の販売を禁止する国もある<ref>[http://www.afpbb.com/articles/-/2777055?pid=6529997 ガーナ、中古下着の輸入販売禁止へ 衛生面の懸念で]</ref>。
 
ジーンズに限らず、スウェットなど、古着に魅力を感じる人間は多い。一方で一頃のブームも落ち着き、市場規模は比較的安定していると言われる。
しかし、[[ファストファッション]]と呼ばれる低価格衣料チェーン店が台頭して以来、古着は世界的に供給過剰となる傾向にある<ref name="Bauman"/>。
 
== 都圏における主な古着のマーケット ==