「チェーンストークス呼吸」の版間の差分

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[[File:Breathing abnormalities.svg|300px|thumb|(上から)正常な呼吸、[[ビオー呼吸]]、[[クスマウル呼吸]]、'''チェーンストークス呼吸'''のスパイログラム。]]
 
'''チェーンストークス呼吸'''(チェーンストークスこきゅう、{{lang-en-short|Cheyne-Stokes respiration}})とは一回換気量がしだいに増加し、次いで、しだいに一回換気量が減少する[[呼吸]]が繰り返される状態。'''交代性無呼吸'''とも呼ばれる。[[呼吸中枢]]の[[低酸素症]]([[脳出血]]、[[脳梗塞]])、動脈血循環の不良、[[低酸素血症]]のいずれかが原因となる。[[中枢神経系]]の異常、[[うっ血性心不全]]、重度の腎臓疾患、[[肺炎]]、[[中毒]]、[[全身麻酔]]、[[乏血]]、[[失神]]、[[瀕死]]時などに認められる。名前の由来は発見者である[[イギリス]]の[[内科医]]{{仮リンク|ジョン・チェーン|en|John Cheyne (physician)}}と[[アイルランド]]の内科医{{仮リンク|ウィリアム・ストークス|en|William Stokes (physician)}}から。
'''チェーンストークス呼吸'''(チェーンストークスこきゅう、{{lang-en-short|Cheyne-Stokes respiration}})とは、数十秒間程度の無呼吸が続いた後、[[呼吸|外呼吸]]を再開すると1回換気量が次第に増加し、極大に達すると今度は1回換気量が減少して、再び数十秒間の無呼吸に至るというサイクルが続く、異常な外呼吸の仕方である。'''交代性無呼吸'''とも呼ばれる。
 
== 病態 ==
チェーンストークス呼吸は[[呼吸中枢]]の[[低酸素症]]([[脳出血]]、[[脳梗塞]])、動脈血循環の不良、[[低酸素血症]]のいずれかが原因となる。[[中枢神経系]]の異常、[[うっ血性心不全]]、重度の腎臓疾患、[[肺炎]]、睡眠薬など中枢抑制作用のある薬物による[[中毒]]、[[全身麻酔]]、[[乏血]]、[[失神]]、[[瀕死]]時などに認められる。
 
== 名称 ==
名称の由来は発見者である[[イギリス]]の[[内科医]]{{仮リンク|ジョン・チェーン|en|John Cheyne (physician)}}と[[アイルランド]]の内科医{{仮リンク|ウィリアム・ストークス|en|William Stokes (physician)}}から来ている。
 
== 関連項目 ==
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== 参考文献 ==
* 獣医学大辞典編集委員会編集『明解獣医学辞典』チクサン出版 1991年 ISBN 4885006104
 
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