「新興俳句」の版間の差分

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{{参照方法|date=2015年8月7日 (金) 11:39 (UTC)}}
'''新興俳句'''(しんこうはいく)とは昭和初期に始まった新俳句運動である。
1931年(昭和6年)、[[水原秋桜子]]は主宰誌「[[馬酔木 (雑誌)|馬酔木]]」に「自然の真と文芸上の真」を発表し、[[高浜虚子]]の主張する[[花鳥諷詠]]俳句が些末な草の芽俳句を生み出しているとして、自然の真という素材を己のうちに溶かし込み、鍛錬加工した文芸上の真を求めようとした。
 
「馬酔木」独立の挙であったが、これがいわゆる伝統俳句からの脱却の端緒となった。秋桜子の主張は若い俳人の共感を得て「天の川」「土上」「句と評論」などの俳誌も活発に俳句の近代化を進めはじめた。近代的、都会的抒情の確立の運動でもあった。