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脂環式化合物とデービーメダルについて
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{{thumbnail:ノーベル賞受賞者|1910年|ノーベル化学賞|[[脂環式化合物]]の先駆的研究}}
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'''オットー・ヴァラッハ'''(Otto Wallach, [[1847年]][[3月27日]] – [[1931年]][[2月26日]])は、[[ドイツ]]の[[化学者]]。1910年、[[脂環式化合物]]の先駆的研究の功績によって[[ノーベル化学賞]]を受賞。
 
== 生涯 ==
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== 主な業績 ==
[[1910年]]には脂環式化合物の先駆的研究の功績によって、[[ノーベル化学賞]]を受賞した。[[1912年]]には[[デービーメダル]]を受賞している
 
ボン大学で[[アウグスト・ケクレ|フリードリッヒ・ケクレ]]と共に[[精油]]に含まれる[[テルペン]]の体系的分析を開始した。その当時、単離に成功したテルペンはごく少なく、構造もよくわかっていなかった。混合物の[[融点]]の測定と比較により、物質の同一性を確認するという技法が既にあった。その技法を適用するため、通常液体のテルペンを結晶質の化合物に変える必要があった。段階的に誘導を行い(特に一部のテルペンが持つ二重結合に何かを付加することで)、最終的に結晶質の化合物を得た。[[転位反応]]によって周期的に不飽和となるテルペンを発見したことで、未知のテルペンの転位によって既知のテルペンができていることから構造を把握した。1880年に[[アゾ化合物#合成|ヴァラッハ転位]]、1887年に[[ロイカート反応|ロイカート・ヴァラッハ反応]]を発見。こうして彼はテルペンの体系的研究への道を切り開いた。