「メサイアコンプレックス」の版間の差分

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'''メサイアコンプレックス'''({{lang-en-short|Messiah complex}})とは、'''キリストコンプレックス'''または'''メシアコンプレックス'''、'''救世主妄想'''とも呼ばれる、個人が救済者になることを運命づけられているという信念を抱く心の状態を示す言葉である<ref>{{cite web|url=http://flowpsychology.com/messiah-complex-psychology/|title=Messiah Complex Psychology|work=flowpsychology.com|accessdate=2016-05-29}}</ref> 。狭義には誇大妄想的な願望を持つ宗教家などに見られる心理状態を指すが、広義には基底にある自尊心の低さを他者を助けることからくる自己有用感で補償する人々をも含める。
 
== 概説 ==
例として[[ジム・ジョーンズ]]、デイビッド・コレシュ、インリ・キリストなどが挙げられる<ref>Diamond, Stephen A. [http://www.psychologytoday.com/blog/evil-deeds/200805/messiahs-evil-part-three "What exactly is a messiah complex?"] in ''Psychology Today''; May 20, 2008</ref>。
 
メサイアというのは、一般的な日本語では[[メシア]]([[救世主]])と言われるもののことである。この心理が形成されるのは、自分は不幸であるという感情を[[抑圧 (心理学)|抑圧]]していたため、その反動として自分は幸せであるという強迫的な思いこみが発生するとされる。さらにこの状況が深まると、自分自身が人を助ける事で自分は幸せだ(自分には価値がある)と思い込もうとする。
 
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そうした動機による行動は自己満足であり、相手に対して必ずしも良い印象を与えない。また相手がその援助に対し色々と言うと不機嫌になる事もある。しかもその結果が必ずしも思い通りにならなかった場合、異常にそれにこだわったり逆に簡単に諦めてしまう事も特徴的である<ref>福島哲夫『図解雑学 ユング心理学』2009年、ナツメ社、26頁。</ref>。
 
== メサイアコンプレックスとされる人物 ==
*[[シャブタイ・ツヴィ]] ([[ユダヤ教史上最も有名な]]の偽メシア
*[[ジム・ジョーンズ]]([[人民寺院]]の教祖)
例として[[ジム・ジョーンズ]]、*デイビッド・コレシュ、イ([[ブラキリストなどが挙げられるダビディアン]]の指導者)<ref>Diamond, Stephen A. [http://www.psychologytoday.com/blog/evil-deeds/200805/messiahs-evil-part-three "What exactly is a messiah complex?"] in ''Psychology Today''; May 20, 2008</ref>
 
== 脚注 ==
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* [[ナルシシズム]]
* [[被害妄想]]
*[[シャブタイ・ツヴィ]] ユダヤ教史上最も有名な偽メシア
 
{{ナルシシズム}}