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[[File:Nitrile-group-2D.png|thumb|ニトリルの一般構造式]]
'''ニトリル''' (nitrile) は R−C≡N で表される構造を持つ[[有機化合物]]の総称である。[[カルボン酸]]やその誘導体と、炭素の酸化数において同等とされる。なお、[[手袋]]などの家庭用品によく使われるニトリルは、[[ニトリルゴム]](ブタジエンアクリロニトリル[[重合]]体)のことである。
 
== シアノ基 ==
ニトリルが持つ、−C≡N と表される 1価の官能基は'''シアノ基'''、または'''ニトリル基'''と呼ばれる。炭素がsp混成をとっており、[[直線型の形分子構造]]を持つ。シアノ基は強い[[電子求引基]]である。
 
== 命名法 ==
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また、[[オキシム|アルドキシム]] (R−CH=NOH) や[[カルバモイル基]] (R−CONH<sub>2</sub>) に[[トリホスゲン]]、[[五塩化リン]]などの脱水剤を作用させても得られる。
 
2016年[[理化学研究所]]より、四つのチタンを含むチタン化合物から特殊な試薬を用いずに窒素分子を切断し、切断した窒素種と入手が容易な酸塩化物から[[炭素-窒素結合|含窒素有機化合物]]であるニトリルを直接合成する手法が、発表されている。<ref>[http://www.riken.jp/pr/press/2016/20160913_2/digest/] 窒素分子から直接ニトリルを合成-アンモニアを用いない省資源・省エネ型合成法-</ref>
 
== 反応 ==