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2011年5月には、[[北沢俊美]]防衛相が陸上空母離着陸訓練施設の候補として検討を指示していることが報道された。馬毛島は過去に汚職の舞台となり、また立石建設およびその子会社である馬毛島開発の社長を務めていた実質的なオーナー[[立石勲]]および法人としての立石建設工業株式会社が、法人税3億2000万円を脱税したとして在宅起訴され、2011年6月に有罪判決を受けている<ref>{{Cite news|url=http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110603/trl11060318170006-n1.htm|title=馬毛島所有の元社長、脱税で有罪判決 東京地裁|newspaper=MSN産経ニュース|date=2011-06-03}}</ref>、などの事情から、防衛省では島の敷地の買い取りを前提としているが<ref>{{Cite news|url=http://www.asahi.com/politics/update/0516/TKY201105160483.html|title=鹿児島・馬毛島に米軍訓練移転を検討 防衛相指示|newspaper=asahi.com|date=2011-05-16}}</ref>、立石勲はリースによる利用を主張している。2011年6月になり土地の99.6%を所有するタストン・エアポート(馬毛島開発から商号変更)と[[防衛省]]の間で、用地交渉開始の合意書が締結された<ref>{{Cite news|url=http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011062790071014.html|title=米軍機訓練場候補 馬毛島所有者交渉へ|newspaper=東京新聞|date=2011-06-27}}</ref>。また[[日米安全保障協議委員会]](2プラス2)において、FCLPの移転先として馬毛島を検討対象とすることが共同文書に明記された。
 
報道等では、馬毛島開発が島を十字に横切る「滑走路」を建設してるとしている。馬毛島開発はあくまでも測量名目で樹木を伐採し表面を整地しており、この開発は鹿児島県への森林伐採届および林地開発の許可を得ていたが、実際には届出よりも大規模な伐採・整地・盛り土をおこなっているとされている<ref>{{Cite news|url=http://www.asahi.com/national/update/0810/SEB201108100071.html|title=基地誘致へ大開発、森林激減 鹿児島・馬毛島、行政黙認|newspaper=朝日新聞|date=2011-08-11}}</ref><ref group="注釈">[[森林法]]では、許可を得た立木伐採後は一定期間内での自然生長または植林による森林復元が義務づけられており、測量目的の場合伐採は可能だが抜根や整地等は許されない([http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S26/S26HO249.html 森林法])</ref>。
 
2011年7月には、開発工事によりマゲシカが2000年以降半減しているとの研究者による調査結果が報道され<ref>{{Cite news |title=馬毛島のシカ10年で半減 大規模開発で森林減少 |newspaper=朝日新聞 西部本社版|date=2011年7月7日 |accessdate=2011年7月7日}}</ref>、これを受けて実態調査を鹿児島県に要望する動きも出ている<ref>{{Cite news|url=http://www.kkb.co.jp/news_move/jchan_mobile_news.php?senddate=20110812&sendtime=164640&linenumber=2|title=マゲシカ「希少動植物」指定申し入れ|newspaper=KKBニュース|date=2011-08-12}}、{{Cite news|url=http://mainichi.jp/area/kagoshima/news/20110813ddlk46040520000c.html|title=マゲシカ:「希少動植物に指定を」県民連合が申し入れ|newspaper=毎日新聞|date=2011-08-13}}</ref><ref group="注釈">この要望によれば、馬毛島にはマゲシカを含め13種類の絶滅危惧種が生息するという。</ref>。