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'''スウィング・ジャズ'''(仮名表記によっては'''スイング・ジャズ'''などとも)は、[[1930年代]]から[[1940年代]]初めにかけて大流行した、[[白人]]が主体となって作られた大人数編成による戦前の[[ジャズ]]の
==
ジャズの
前時代の[[ディキシーランド・ジャズ]]よりも人数的には大編成であり、ディキシーが即興演奏に重点が置かれる
音楽理論的側面としては、スウィング・ジャズの時代に
▲スウィング・ジャズの時代には、大編成のバンドが一般的となり、[[和声]]的にも幾分洗練されてきた。スウィング・ジャズ時代の初頭は和声の本質においては[[ニューオーリンズ・ジャズ]]や[[ディキシーランド・ジャズ]]と大差はないが、[[七の和音|セブンス・コード]]が基本となり、4声を主体とした[[セクションの書法|セクショナル・ハーモニー]]が開拓された。さらに多くの[[声部]]のセクショナル・ハーモニーも用いられた。4声の密集配分のセクショナル・ハーモニーは、ジャズや[[ポピュラー音楽]]の[[作曲]]、[[編曲]]学習者が身に付ける基本的な課題であり 4 Way Close として知られている。また、大編成で多種類の[[楽器]]が用いられたことから、編曲者と演奏者との分業化が進み、[[管弦楽法]]や[[オーケストレーション]]の面でも進歩した(ニューオーリンズ・ジャズ・スタイルでは、演奏者の集合がすなわち編曲者であった)。スウィング・ジャズ・スタイルが発展してくると、[[関係調#遠隔調|遠隔調]]への[[転調]]や内部転調も頻繁に用いられるようになり、和音もディミニッシュト・コードや、テンションがより積極的、システマチックに用いられるようになってきた。音楽理論的には、[[クラシック音楽|クラシック]]の前期[[ロマン派音楽|ロマン派]]の音楽と本質的には同じである。
== 代表的なミュージシャン ==
;バンド・リーダー
* [[デューク・エリントン]]
* [[カウント・ベイシー]]
* [[ベニー・グッドマン]]
* [[グレン・ミラー]]
;クラリネット
* [[アーティ・ショウ]]▼
* [[ベニー・グッドマン]]
▲* [[アーティ・ショウ]]
;ピアノ▼
* [[デューク・エリントン]]
* [[カウント・ベイシー]]
* [[フレッチャー・ヘンダーソン]]
;サクソフォン
* [[レスター・ヤング]]
;トランペット
* [[
* [[ルイ・アームストロング]]
* [[バック・クレイトン]]
* [[
* [[キャット・アンダーソン]]
;トロンボーン
* [[グレン・ミラー]]
* [[トミー・ドーシー]]
;ドラムス
▲;ピアノ
* [[
* [[
* [[
;ヴィブラフォン
* [[ライオネル・ハンプトン]](ヴィブラフォン)▼
;コルネット
* [[ルイ・アームストロング]]
;その他
* [[フレディ・グリーン]](ギター)
* [[ウォルター・ペイジ]](ベース)
▲* [[ライオネル・ハンプトン]](ヴィブラフォン)
== 参考文献 ==
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