「銀河英雄伝説」の版間の差分

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遠未来の[[銀河系]]を舞台に、数多くの英雄たちによる攻防と[[権謀術数]]を、[[ラインハルト・フォン・ローエングラム]]と[[ヤン・ウェンリー]]のふたりを軸に描く[[スペースオペラ]]。
 
対立する陣営の[[イデオロギー]]、人物像、権謀術数、[[歴史]]、人物模様などの群像劇の流れを前面に出し、「後世の歴史家」の観点から叙述することで、架空の歴史小説のような体裁をとっている。作者はのちに架空の歴史小説『[[アルスラーン戦記]]』を発表することになるが、この『銀河英雄伝説』においても、{{要出典範囲|作者の歴史・文学の知識は色濃く反映されており、[[中国の歴史|中国史]]をはじめとする歴史上のエピソードがしばしば顔をのぞかせている|date=2019年4月}}
 
架空の要素としては、「[[超光速通信]]」「[[ワープ航法]]」「[[宇宙戦艦|宇宙艦艇]]」「[[宇宙要塞]]」「[[ビーム (物理学)|ビーム]][[兵器]]」などが登場するが、運用法は地上の戦線や陣形などの概念の延長上にある。「[[超能力]]」や「未知のエネルギー」「戦闘用ロボット」「[[人造人間|アンドロイド]]」といった世のありかたを大きく変える要素や、「[[宇宙人|異星人種族]]」を登場させなかったのは、{{要出典範囲|史実、あるいはそれを基にした過去の文学作品を念頭に、人間同士の営みから生み出される歴史ドラマとしての構成を意図したためである|date=2017年7月}}。