「ホクロクトウヒレン」の版間の差分

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==全体が小型の個体群==
新潟県の[[佐渡島]]、[[弥彦山]]、[[角田山]]には、総苞片の列数は11-12列と上記の典型的なものと変わりがないが、高さが20-50cmと全体が小型で、総苞の径は約1cmの狭筒形になる個体群が出現する。これらの個体群は、典型的なものと混生することはなく、また中間的な形を介して典型的な形と連続的になることもない。[[門田一]] (2017) は、「この小型の植物の帰属は今後の課題である」としている<ref name="H.Ohashi" />。
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ファイル:Saussurea hokurokuensis 4.JPG|高さ20-50cmの「ホクロクトウヒレン」(新潟県角田山麓)。
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==分類==
本種は、1981年刊行の『日本の野生植物 草本III 合弁花類』(平凡社)では、[[オオダイトウヒレン]] – {{Snamei|Saussurea nipponica}} Miq. subsp. {{Snamei|nipponica}}<ref name="YL">[http://ylist.info/ylist_detail_display.php?pass=9551 オオダイトウヒレン] 「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList)</ref>を分類上の基本種とした[[亜種]] - {{Snamei|S. nipponica}} Miq. subsp. {{Snamei|hokurokuensis}} Kitam. として取り扱われた<ref name="Satake">『日本の野生植物 草本III 合弁花類』pp.223-224</ref>。その後の研究の結果、広義のオオダイトウヒレンは複数の種からなるとみなす方が妥当であるとして、2017年刊行の『改訂新版 日本の野生植物 5』(平凡社)では、門田一によって、独立種として扱われた。[[アサマヒゴタイ]]、[[センダイトウヒレン]]も同様である<ref name="H.Ohashi3">『改訂新版 日本の野生植物 5』p.255</ref>。
 
== 脚注 ==