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日本では[[帯初め]]という[[通過儀礼]]もあった。これは、着物の付け紐を取り、幼児が初めて帯を結ぶ儀式である。もとは[[室町時代]]に[[貴族]]の間で始まったと考えられる。地方によっては両親が執り行わず、帯親と呼ばれる人物に託す。これは名付け親などと同様の、仮親の一種と分類される。
 
== 比喩的用法派生・転義 ==
[[ファイル:2010-06-28 100-pack of 2 USD.jpg|thumb|160px|帯封をされた[[紙幣]]の束]]
帯の物理的形状から敷衍して「時間帯」「帯域」「帯グラフ」など幅を持った事物・概念にも適用される。
[[ファイル:Belly Band of Norwegian Wood 1st edition.jpg|thumb|160px|[[出版物]]とその帯(下の方に巻いてある)]]
[[ファイル:Can use internet.png|thumb|160px|帯グラフ]]
{{Anchors|転用|派生|転義|比喩|比喩的用法|<!--※これらは節名が変更されても元のリンクが解除されないよう布石として設ける“隠れ節名”です。どうあっても変えたい人は元の節名を追記した上で変えて下さい。-->}}
「[[wikt:帯|'''帯''']]([[wikt:おび|おび]]、タイ)」という[[日本語]]は、多種多様な派生語と転義語を持つ。
 
束ねなければまとまりのつかない物を帯状に巻いて封印する「'''[[帯封]]'''(おびふう)」(■右列の画像を参照)や、外装する形で[[本]]・[[レコード]]・[[コンパクトディスク|CD]]などに巻かれる「[[帯 (出版)|'''帯''']](おび)」(■右列の画像を参照)、数値データを特定の長さをもつ一本の帯状の[[グラフ]]の上に表して[[割合]]を示す「'''帯グラフ<!--※現状ではリンクを張ろうとしても閲覧者は「帯グラフ」に辿り着けません。-->'''(おびグラフ)」(■右列の画像を参照)などは、衣服の帯の[[直喩]]である。また、物理的形状から敷衍して「'''[[時間帯]]'''(じかんたい)」「'''[[帯域]]'''(たいいき)」など[[幅]]を持った事物・概念にも適用される。
[[本]]・[[レコード]]・[[コンパクトディスク|CD]]の[[帯 (出版)|帯]]、[[テレビ]]や[[ラジオ]]で使われる[[帯番組]]、[[ウェブデザイン]]における「見出し帯」という用語も、このひとつである。
 
[[テレビ]]や[[ラジオ]]等の[[放送]]において高い継続性をもつ[[番組]]を指して使われる「'''[[帯番組]]'''(おびばんぐみ)」、それが[[ドラマ]]であった場合の「'''[[帯ドラマ]]'''(おびドラマ)」、[[ウェブデザイン]]における<!--※「見出し帯」の説明が全くされていません。ネットで探しても確認できません。何を指すのか明確でなく、編集するにも推定どまりで書きようがありません。-->「'''[[見出し]]帯'''(みだしおび)」などといいった語も挙げることができる。
[[帯封]]、[[メビウスの帯]](メビウスの輪)などという言葉もある。
 
{{Anchors|衣帯|一衣帯水}}日本語の「'''衣帯'''(いたい)」は[[多義語]]であるが、[[中国語]]由来の「衣帯」は「帯」を意味し、これを[[川]]と関連付けた「'''[[wikt:一衣帯水|一衣帯水]]'''(いちいたいすい)」は「一本の帯のように幅の狭い一筋の川や海」を意味すると共に、そのように何かで分断されていながら隣り合っていて関係の深いことをも意味する[[四字熟語]]である。語構成は[〈一 - 衣帯〉- 水 ]で、「一本の帯」と「川」や「水域」を意味する「水」との[[合成語]]。出典は『[[南史]] [[後主 (陳)|陳後主]]紀』など。
 
[[ファイル:Möbius strip.jpg|thumb|left|120px|メビウスの帯]]
中国語以外の外国語を[[wikt:音写|音写]]もしくは[[漢訳]]した要素のある日本語としては、「'''{{Anchor|帯スペクトル}}'''(読み:たいスペクトル、別名:'''ベルトスペクトル''')」と「'''{{Anchor|電子帯スペクトル}}'''(でんしたいスペクトル)」、{{Anchors|メビウスの帯}}「'''[[メビウスの帯]]'''(読み:メビウスのおび、別名:メビウスの輪)」(■左列の画像を参照)、{{Anchors|ビーナスの帯}}「'''[[ビーナスの帯]]'''(読み:ビーナスのおび、別名:'''ビーナスベルト''')」などがある。
 
== 出典 ==