削除された内容 追加された内容
書誌情報補足
m 引用エラーの修正
8行目:
 
== 観測 ==
観測は、空振計(低周波マイクロフォン)によって行い、天候不良で火口が見通せない状況でも噴火発生と概略規模を知ることができる。なお、火山周辺では、周期2秒から3秒程度のため微[[気圧計]]では観測に適さない<ref name="vol63p001"/>。また、発破や超音速飛行を行う航空機はノイズ源となる。[[気象庁]]による常時観測対象火山<ref>[http://www.jma.go.jp/jma/kishou/intro/gyomu/index92.html 地震・津波と火山の監視 火山の監視] 気象庁</ref>のほか、大学などの火山観測組織<ref>{{PDFlink|[http://www.eri.u-tokyo.ac.jp/people/ichihara/asama/asamacrr.files/Sound090919.pdf 浅間山火口近傍の空振観測] 東京大学地震研究所(第114回火山噴火予知連絡会)}}</ref><ref>横尾亮彦、鈴木雄治郎、井口正人:{{PDFlink|[http://www.dpri.kyoto-u.ac.jp/nenpo/no55/ronbunB/a55b0p20.pdf 桜島における空振アレイ観測]}} 京都大学防災研究所年報 55号B 2012</ref>が独自に空振計設置し観測を行っている。
 
=== 日本での広域観測例 ===
日本国内においては、爆発的な噴火を起こす[[桜島]]や[[浅間山]]などにおいてしばしば観測されており、1986年の[[伊豆大島]][[三原山]]噴火の際には、関東地方の広い区域で人間の感じる空振現象が発生した<ref>{{Refnest|風が無いのに窓ガラスや雨戸が振動するのみならず、閉め切った屋内の建具が揺れるといった現象が、大島から200-300km離れた栃木県や茨城県でも観測された<ref>石井晧, 岡部隆男、「[https://doi.org/10.11372/souonseigyo1977.11.209 昭和61年伊豆大島噴火にともなう空気振動について]」 『騒音制御』 1987年 11巻 4号 p.209-211, {{doi|10.11372/souonseigyo1977.11.209}}</ref><ref>日本騒音制御工学会環境騒音振動行政分科会、「[https://doi.org/10.11372/souonseigyo1977.11.207 昭和61年伊豆大島噴火にともなう空気振動について-その1 空気振動現象の分布-]」 『騒音制御』 1987年 11巻 4号 p.207-208, {{doi|10.11372/souonseigyo1977.11.207}}</ref><ref>石井晧, 岡部隆男、「[https://doi.org/10.11372/souonseigyo1977.11.209 昭和61年伊豆大島噴火にともなう空気振動について その2 千葉県内に見られた空気振動現象とその周波数特性]」 『騒音制御』 1987年 11巻 4号 p.209-211, {{doi|10.11372/souonseigyo1977.11.209}}</ref>}}
 
== 出典 ==