「蚊取線香」の版間の差分

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今日では、全化学合成したピレスロイドが使われている。除虫菊の代わりに[[レモングラス]]の成分などを使用した製品もあるが、そちらには忌避効果はあるものの殺虫効果はない。蚊取り線香メーカーによっては煙の少ないもの(逆に野外作業用で羽虫が嫌う煙の多いものもある)、花の香料([[ビャクダン]]や[[バラ]]他)や果物の香料を練りこませたものも発売している。人間以外に[[ペット]]用や、畜舎で使用する畜産用の大型などもある。
 
[[日本]]での主な生産地は[[和歌山県]][[有田市]]付近などである。有田市では地元の除虫菊を使って国産の蚊取り線香を製造していた企業が1社あったが、2014年10月に製造を停止した<ref>[http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141228-00000012-asahi-soci 国産除虫菊蚊取り、断念 採算とれず和歌山・有田の企業]朝日新聞、12月28日</ref>。
 
開発国の日本をはじめとして、その他の国々でも生産・輸出されている。[[アメリカ合衆国]]ではモスキートコイル{{enlink|Mosquito coil|Mosquito Coil}}として売られている。[[家庭の電化]]が遅れている国や地域でも[[火種]]さえあれば使用できるので、蚊をはじめとする羽虫の駆除を要する[[東南アジア]]を中心に普及し、[[蚊帳]]と共に、蚊が媒介する[[マラリア]]・[[デング熱]]予防に貢献している。