「SAT (大学進学適性試験)」の版間の差分

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en:SAT#Structure oldid=891408319 を抄訳。2016年施行の新SATに関しての記述を英語版を元に追加。
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== テスト内容 ==
; SAT Reasoning Test(旧SAT I)
: 一般にSATと言えばこちらを指す。Critical Reading、Writing、Mathの三教科、それぞれ200点から800点で合計2,400点満点で評価される
:2016年以降のの新SATでは、Reading Test、Writing and Language、Math (電卓使用不可、電卓使用可) の四セクション、二教科で構成されており、各教科ごとに200点から800点で合計1,600点満点で評価される。また、希望すればEssayを申し込む事も出来る。
:2016年以前の旧SATでは、Critical Reading、Writing、Mathの三教科、それぞれ200点から800点で合計2,400点満点で評価される。
 
; SAT Subject Tests(旧SAT II)
: SAT Subject Testsと呼ばれている科目別テスト。[[英語]]、[[歴史]]・[[社会学]]、[[数学]]、[[自然科学]]、[[語学]]の5分野・20科目の中から、一回の試験で最高3つまでを受験できる。各テストはSAT 同様の各200点から800点のスケールで評価される。通常、SAT Subject Tests は大学側が科目も指定している。
 
== SAT (SATReasoning ITest (2016) ==
[[File:SAT-Grid-In-Example.svg|thumb|right|SATの設問とマークシート]]
=== 変更点 ===
2016年3月以降のSATでは、従来のSAT Reasoning Testと異なるシステムを採用した試験を行っている。主な変更点は下記のとおりである。
 
*最高点が2,400点から1,600点に変更。
*Reading Sectionにおいて、難解な単語の意味読解に関する問題量を削減
*Writing Sectionにおいて、Short Essayを削除し、オプション方式の任意に。
*Mathematicsに電卓を使用する事が出来ないセクションを追加。
*ダミー問題が固定のセクションに。
*誤答時のペナルティを廃止。
 
=== 科目と解答形式 ===
前述のとおり以下の2教科、4個のセクションで試験を行う。各科目とも最高800点、最低200点の表示であり、合計すると最高1,600点、最低400点である。各科目とも[[マークシート]]で解答し、オプションのEssay (小論文) は解答用紙に鉛筆で記入する。
*'''Reading Test'''
*:従来のCritical Readingに相当する内容。52問を65分間で解く構成。すべての問題は多岐選択問題 (Multiple-choice) であり、文章や表、グラフを読んで解く内容となっている。
*:合計で五つの大問があり、各大問は10から11問で構成されている。なお、一つの大問には、関係する二つの短い文章で構成されている問題も含まれる。各大問は、文学、アメリカ史に由来する文章、経済や心理学に関する文章を含み、科学に関する文章は2つ出てくる。
*'''Writing and Language Test'''
*:従来のWritingに相当。
*:従来の小論文(Short Essay)が25分オプションに変わったことで、文法や解釈にまつわる44問の多岐選択問題(Multiple-choice)のみ1035セクションと25分セクションにて間で行われる。
*'''Mathematics (No Calculator)'''
*:20問を25分で解く構成で出来ている。従来とは異なり、このセクションで電卓を使用する事は出来ない。
*:3つ15問セクションがあり、25分セクションが2回、20分セクションが1回行われる。多岐選択問題(Multiple-choice)と5問の短答問題(Student-produced responses)がある。
*'''Mathematics (Calculator)'''
*:38問を55分で解く構成で出来ている。従来のSAT Mathematicsと同じく、電卓を使用する事が出来る。
*:30問の多岐選択問題(Multiple-choice)と8問の短答問題(Student-produced responses)がある。
 
=== 試験方法 ===
全部で4個のセクションがあり、以下のように進行する。
*Section1 Writing・小論文(25Reading Test (65分)
*Section2 Writing and Language Test (35分)
*Section3 Mathematics with No Calculator (25分)
*Section4 Mathematics with Calculator(55分)
*Section5 ダミー問題 (20分) / Essay(50分)
 
SATをEssay無しで受験した場合、Section 4まで受験した後にSection 5としてダミー問題を解く事になる。なお、各試験問題冊子によってダミー問題のセクションは異なる。
 
== 旧SAT Reasoning Test (SAT I) ==
 
=== 科目と解答形式 ===
前述のとおり以下の3科目で試験を行う。各科目とも最高800点、最低200点の表示であり、合計すると最高2,400点、最低600点である。各科目とも[[マークシート]]で解答し、Writingの小論文は解答用紙に鉛筆で記入する。
 
* '''Critical Reading'''
*: 3つのセクションがあり、25分セクションが2回、20分セクションが1回行われる。空欄補充(Sentence Completions)、読解(Passage-based Reading)がある。
*'''Writing'''
* '''Writing'''
*:小論文(Short Essay)が25分、文法や解釈にまつわる多岐選択問題(Multiple-choice)が10分セクションと25分セクションにて行われる。
*: 小論文(Short Essay)が25分、文法や解釈にまつわる多岐選択問題(Multiple-choice)が10分セクションと25分セクションにて行われる。
*'''Mathematics'''
* '''Mathematics'''
*:3つのセクションがあり、25分セクションが2回、20分セクションが1回行われる。多岐選択問題(Multiple-choice)と短答問題(Student-produced responses)がある。
*: 3つのセクションがあり、25分セクションが2回、20分セクションが1回行われる。多岐選択問題(Multiple-choice)と短答問題(Student-produced responses)がある。
 
=== 試験方法 ===
全部で10個のセクションがあり、以下のように進行する。
 
*Section1 Writing・小論文(25分)
* Section1 Writing・小論文(25分)
*Section2~7 25分セクション
*Section8~9 Section2~7 2025分セクション
*Section2~7 Section8~9 2520分セクション
* Section10 Writing・多岐選択問題(10分)
 
Section2~9の試験順は受験者によって異なり、個別に指定された順に行う。また、隣り合う受験者と同じ時間に同じ問題を受けないように配慮される。なお、25分セクションの中に必ず1つ余分なダミーのセクションが含まれていて、そのセクションの解答は研究用以外に利用されず、成績にも含めない。どのセクションがダミーのセクションなのか受験者には伝えられない。