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==概要==
ブーメランクはアルザマス機械工場の開発した8輪駆動の[[装輪装甲車]]で、2013年にロシア連邦軍に提案され、2015年に[[アラビノ演習場]]における戦勝記念パレードの訓練で初公開された。無人砲塔を装備した[[歩兵戦闘車]](IFV)型の'''K-17'''と12.7mm重機関銃[[RWS]]を装備した[[装甲兵員輸送車]](APC)型の'''K-16'''が存在し、ロシア連邦軍では国内配備されているBTRシリーズなど2,000両をブーメランクに更新する計画である。
 
同時期に開発された[[アルマータ]]や[[タイフーン (装輪装甲車)|タイフーン]]と同様、コンポーネントの共通化によって開発・製造・整備にかかるコストの低減を意図しており、氷点下60℃での活動も可能とされる。この車両をベースとした様々な派生型が提案されており、[[2S25スプルート-SD_125mm対戦車自走砲|2S25スプルート-SD]]の代替として、2A75 125mm滑腔砲を搭載した[[M1128_ストライカーMGS|ストライカーMGS]]や[[16式機動戦闘車]]のようなモデルの開発を予定している<ref name=kolesa>[https://www.kolesa.ru/article/chernyj-bumer-8h8-nastojaschij-tank-na-kolesah-2015-05-17] КОЛЕСА</ref>。
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==ブーメランク-BM==
[[File:9may2015Moscow-18.jpg|thumb|250px200px|left|クルガネツ-25に搭載されたブーメランク-BM無人砲塔]]
ブーメランク-BM(DUBM-30 エポック)は、本車のIFV型であるK-17、[[クルガネツ-25]]のIFV型であるB-11、そしてアルマータの重IFV型である[[T-15_(歩兵戦闘車)|T-15]]に共通して搭載される無人砲塔システムで、[[2A42]] 30mm機関砲と[[PK_(機関銃)#派生型|PKT]] 7.62mm同軸機関銃、砲塔側面に9M133M コルネット-M対戦車ミサイルを4発搭載している。コルネット-Mは2発同時発射が可能で、2つの目標を同時破壊するだけでなく、同一目標に2発のミサイルを僅かな時間差で撃ち込むことで[[アクティブ防護システム]]に対抗し得るという。これらの弾薬は乗員区画から隔離され、乗員は車体部から遠隔操作することで生存性の向上に寄与している。