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== 沿革 ==
[[1860年]]に、ロシアのピョートル・アルセニエヴィチ・スミルノフ({{lang|ru|[[:ru:Смирнов, Пётр Арсеньевич|Петр Арсеньевич Смирнов]]}} / Pyotr Arsen'evich Smirnov)が[[モスクワ]]にて創業する。[[1870年]]には木炭を使い濾過してウォッカを製造する技術を開発する。[[アレクサンドル3世]]がロシア皇帝に就任していた[[1886年]]には、ロシア帝室御用達を得る。
 
しかし、[[ロシア革命]]においては帝室との距離の近さは裏目となった。スミルノフ家にも処刑される人が出るに至り、二代目のウラジミール・ペトロヴィチ・スミルノフ({{lang|ru|[[:ru:Смирнов, Владимир Петрович|Владимир Петрович Смирнов]]}} / Vladimir Petrovich Smirnov)らも亡命することとなる。ウラジミールはパリにて小規模な工場でのウォッカ製造を再開することとなる。
 
[[1933年]]、ロシア革命直後に[[アメリカ合衆国]]に亡命したルドルフ・クネット(Rudolph Kunett)がアメリカやカナダでの「スミノフ」ブランドでの製造権と販売権をウラジミールから買収する。[[1939年]]には、アメリカの[[ヒューブライン]]([[:en:Heublein|Heublein]])社が経営に参加する。アメリカでは、ストレートに飲むより[[カクテル]]のベースとして使えるよう、営業活動が繰り広げられた。
 
[[1982年]]、[[R.J.レイノルズ・タバコ・カンパニー]]がスミノフ社を14億ドルで買収する。[[1987年]]に、イギリスのグランド・メトロポリタン社([[:en:Grand Metropolitan|Grand Metropolitan]])が買収する。[[1997年]]に、グランド・メトロポリタン社がアイルランドのビールメーカーの[[ギネス]]社と合併、ディアジオ社となり、スミノフもディアジオのブランドとなる。
 
日本では以前は[[サッポロビール]]が販売権を持っていたが、[[2009年]]に[[麒麟麦酒]](二代目)が販売権を獲得した。2009年6月にはキリン・ディアジオ両社の合弁会社として「キリン・ディアジオ株式会社」を設立し、ブランドマーケティング及び三大都市圏における販売促進活動を移管、体制を強化した(販売自体はキリンビール、並びに[[キリン (企業)|キリン]]が行っている)<ref>[http://www.kirin.co.jp/company/news/2009/0406_01.html キリンビール社とディアジオ社が合弁会社設立に合意] - キリンビール・2009年4月6日</ref>。
 
2015年7月より、日本市場向けのスミノフウォッカ、及びスミノフブランドの全製品は[[韓国]]・[[京畿道]][[利川市 (京畿道)|利川(イチョン)市]]のDiageo Korea工場で製造され、日本に出荷されている<ref> [http://www.koreatimes.co.kr/www/news/biz/2015/05/127_160490.html Diageo Korea exports liquor to Japan]</ref>。
 
== スミノフアイス ==